Habemus Papam 〜 その2 パーパ・レオーネ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

  

 

 

新教皇が選出され、興奮冷めやまぬ私。
 
♬ CANTATE AL SIGNORE, ALLELUIA,

       BENEDITE IL SUO NOME, ALLELUIA.
       CANTATE AL SIGNORE, ALLELUIA,
       CON INNI DI LODE, ALLELUIA.

 

主に向かって歌え、アレルヤ、

       主の御名をたたえよ アレルヤ

       主に向かって歌え、アレルヤ、

       讃美歌とともに アレルヤ

 

 

 

 
アレルヤ!アレルヤ!とあちこちで歌い1人浮いている。笑
 
新教皇の初めの挨拶で、”La pace sia con tutti voi "(平和が皆さんと共に)と言われ、思わず”E con il tuo sprito”と答えたかったくらいだ。
 
イタリアのメディアはあまりにもイタリア人の枢機卿を推しており、アメリカ人という事で落胆している人もいたようだが、アメリカは移民の国。教皇自身、父方の祖先からはフランス人とイタリア人の血を引き、母方はヒスパニック(スペイン系アメリカ人)だがハイチ生まれのネグロイド(黒人)やルイジアナのクレオール(フランス・スペイン系白人とアフリカ系黒人・アメリカ先住民などの混血)の血を引いていると言う。
 
また20年ペルーに宣教に出ておられたと言う。移民と貧しい人々に寄り添う方でおられるだろうと思う。
 
また経歴として、まずはアウグスチノ修道会の総長を12年(2期務められておられる) 。この修道会のことは知らないが、総長は世界中周り忙しいのだ。ちなみに総長時代の2008年、聖アウグスチノ修道会の総長の時、ペトロ岐部と187殉教者の列福式(長崎県長崎市)に出席するため来日されている。
 
聖アウグスチノ修道会はアウグスティヌス自身が創立したわけではなく、13世紀にアウグスティヌスの会則に則って生活していた修道士たちによって設立されたのだが、宗教改革の火蓋を切ったマルティン・ルターや修道院の庭に蒔いたエンドウマメで遺伝の法則を発見したグレゴール・ヨハン・メンデルは何れもアウグスチノ会の会員である。
 
また、この宣教会は日本には1584年に初めて上陸し、キリシタン迫害の時代には多くの殉教者を生んだ。
 
ところで、パパ様のモットーを見た。
 
パパ・レオーネ14世の司教座右の銘「In Illo Uno Unum」は、多様性の中の統一。
 
この言葉は、サンタゴスティーノの説教『詩篇127篇の注釈』に言及したもので、その中でサンタゴステイーノは唯一のキリストにおいて、私たちはひとつである、つまりキリストにあって一致することの重要性を強調している。
 
昨日の初演説でもアゴスティーノの言葉を引用された。
 
「私はあなたがたと共にある時にはキリスト者であり、あなたがたのためには司教である。」
 
そして紋章には、青い背景の左側には白いユリが描かれていて、これは純潔と無垢の象徴。
 
百合はしばしば聖母マリアと結びつけられ、聖母への祈りで最初の演説を締めくくった新教皇の霊性のマリア的側面を強調されている。
 
右側の白地に描かれているのは、矢で刺されたイエスの聖心で、閉ざされた書物の上に置かれている。
 
このイメージは、キリストの犠牲と、まだ啓示されていないときでさえも、キリストの言葉の中心性を象徴していると言う。
 
そして、こちらは、パパ様の教皇の受諾と、教皇が名乗った名前に関する議事録で、教皇典礼祭儀の責任者であるディエゴ・ジョヴァンニ・ラヴェッリ神父が公証人として作成したものである。 羊皮紙はラテン語で、赤い文字で「レオネム14世」と記されている。

 

 

本日システィーナ礼拝堂では枢機卿のために初ミサがあげられたが、説教では「教会で権威ある務めを行う者にとって欠くことのできない約束、すなわち、キリストが残るために消え去ること、キリストが知られ栄光を受けるために自分を小さくすること」指摘されたと言う。

 

私たちはただ教皇の就任を喜ぶだけでなく、自分たちも共に教皇を支え、歩んでいく覚悟を持たなくてはならないことだろう。

 

再び神に感謝!

 

一般ミサは5月18日から、また一般謁見は21日から。

 

今後パパ様は赤い靴に戻るのだろうか?どこで生活をされるのか?夏休みは?気になることばかりである。