母の誕生日 2025 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

今日4月3日は母の誕生日。83歳を迎えた。
 
父が亡くなり早5年。あっと言う間であった。
 
あの年は、父の葬儀後、コロナ禍で不幸中の幸いか私は10ヶ月日本に留まり、母の誕生を共に祝うことができた。
 
ところで、昨年2024年の厚生労働省の発表によると、人の平均寿命は男性81.09年、女性87.14年と3年ぶりに延びたようだった。そしてなんと 40年前(1985年)の平均寿命と比較すると男性は6.61歳、女性は6.66歳寿命が延びている。


確かに現在70代でお亡くなりになった、と聞けば「まだ若かったのに」と思ってしまう。それでも子供の頃、60歳と言うと、ものすごくお爺さん、お婆さんというイメージがあったが、今や自分もその域に達している。
 
余談だがサザエさん一家の年齢設定は、波平さんが54歳、フネさんは52歳。ちなみに、木村拓哉は現在52歳。つまの工藤静香はもうすぐ55歳。今時の50代も皆若い…
 
磯野波平54歳
1965年12月16日付 朝日新聞朝刊より©長谷川町子美術館
 
母は食べる量こそ減って来ただろうが、三食バランスよく作って食べていると思うし、毎日4-5000歩と、そこそこ歩いていることは健康の秘訣かもしれない。そして、周りは良くも悪くも未亡人が多いので、ある意味気まま、そして寂しくても似た状況で頼り合えるのかもしれない。
 
大切なのは、自分の健康に留意し、前向きに過ごすこと。この心のバランスが大切なのだと思う。母の生き方は自分の将来の見本ともなる。
 
内心なにかと不安は尽きないと思う、しかし、最後はいい人生だったと思える人生であって欲しいと思うもの。
 
お母さん、お誕生日おめでとう。
 
今日の一句
好奇心 若さの秘訣 あるがまま