昨日3月6日は両親の結婚記念日だった。今年で60周年、「ダイヤモンド婚」だった。
また明日は父の命日。今年で丸5年になる。実際父に最後に会ったのは6年前の夏。
口が重く、表情も乏しくなかなか内心が判り辛い人ではあったが、真面目を絵に描いたような人であった。逆にお酒が入ると、饒舌になるタイプだった。
逆に母はチャキチャキの江戸っ子。(と思ったが、母の両親は栃木・福島の出身だから何代も続いたわけではないので本来の江戸っ子にはならないのか...)
いずれにしても真逆の性格の夫婦でありながら、極々普通の昭和の夫婦だったのではないだろうか?ベタベタ仲が良かった事はないが、父がまだ元気で車を運転する時は、毎週末車で買い物に出掛けていた。
カートを押すのは父であったが、レジと買った荷物を持つのは母で、母が父の後ろを歩く感じであった。
私の弟が産まれるまで、母の実家で同居していたが、良く祖父は父の事を、無口な分、「○(苗字)はあれで楽しいのか?」とぼそっと言ったことがある、と聞いたことがある。
母の兄弟は、皆おしゃべりな男性が多く営業、自営業ばかりだったので、寡黙な人間は暗いイメージがあったのだろうか?誠実で義理人情にあつかった。
晩年は気難しさも出てきて、母も苦労しただろうが、やはり昭和の女性。離婚もせずよく父を支えてきたと思う。
結婚生活とは、つくづく「忍耐」だと思う。ただ相手に嫌な面があるのは当たり前。お互い様だ。自分は聖人ではない。
考えてみれば、我が家の結婚記念日は3月末。(入籍しただけなので、28日だったか30日だったか?ただ月末だったと言うあやふやな記憶)夫に関しては記憶にさえないだろう。苦笑 毎年出張でいないし、10周年の時、「琥珀婚」と言うことで、知り合いに頼んで勝手に自分で琥珀の指輪を作った事がある。笑 樹液が固まり、長い年月を掛け化石化し、「琥珀」という宝石となる。
我が家も気づけば、来年は早結婚30年。もはや化石化している。爆 映画・ジュラシック・パークでは、恐竜の復活に一役を買ったのが、恐竜の血を吸った蚊が閉じ込められた琥珀だった。私の指輪にも敢えて何か入った物を選んだのであった。苦笑 全く付けてないけど!笑
まあ両親の結婚があったわけで、「私」と言う存在があり、その私の結婚により3人の「子供達」を授かったわけで、その巡り合わせは、偶然ではなく、必然であったのは確か。
「忍耐」「感謝」となりますように。
今日の一句
結婚の 秘訣とは? 熱愛・葛藤・諦観・感謝 苦笑

