真夜中の 〜 その14 レンティッケ (レンズ豆) | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

毎晩帰宅は8時前後。空手の稽古がある日は9時過ぎる。

 

それから夕飯の準備では遅くなってしまうので、大抵は下準備をしてから仕事に出かける。

 

毎週火曜日は、空手の稽古があり帰宅が遅いが、その日は次男はバイト。長男は毎晩夜は不在なので、夫と2人。

 

夫は食事制限をしており、夜は米やパスタは食べないので、夫にはフィノッキのスープを作っておいた。そこに麦でも入れて食べれば栄養もたっぷり。一品でも十分だ。

 

私はここ数日Lenticche(レンズ豆)を食べたかった。単に豆を煮て食べるのではなくポタージュ風にしたいと思っていた。ただ次男にはきっとブーイングなので彼がいない日にしたかった。

 

ただ日中煮込んでおく時間がなかったので、帰宅してから作るつもりでいたので、夫にはフィノッキオがある、と電話連絡すると「おでんを作る」というではないか?

 

有難いのだが、レンズ豆は既に水で洗ってしまっている。今夜使わず翌日まで置いておくと、部屋が暖かいので下手すると発芽してしまうのだ。笑

 

 

放っておくとすぐにこういう状態になってしまう。

 

 

余談だが、ツインズの通う幼稚園では、12月にレンズ豆を植え、その成長を観察しており、クリスマス前に各自家庭に持ち帰った。

 

申し訳ないが、子供の学校教育まで関心を持っている余裕のない両親は、その苗を家のその辺に置いておき、クリスマス休暇は別宅へ行き、新年は当然ながらその小さな苗は、枯れてしまっていた。苗も可哀想だが、子供たちは何も知らずに、成長する喜びを会得できないではないか?

 

そこでその鉢にたまたまシッター先にあった大豆とカモミールのテイバッグを撒き、光の当たる洗面所に置いておいたら発芽した!大豆の日々の成長がすごい!幼稚園から戻ってくる彼らに毎日見てごらん!こんなに大きくなってるよ!と言って見せて感嘆の声を聞きながら、毎日観察している。

 

  

 

話は基、レンズ豆には、食物繊維や鉄分など、不足しがちな栄養素が豊富に含まれている。

 

 

おでんは食したが、さあレンジ豆はどうしたものか?

 

シンクを片付けつつ、人参、玉ねぎ、セロリを刻んでレンズ豆を煮込み、最後にハンドブレンダーで一気に粉砕。レシピには生クリームとあるが、最近飲んでいるオート麦のミルク(結構甘くて美味しい)を加えとろみを出した。本来なら濾すべきだろうが、お腹に良いのでそのまんま。

 

明日の昼食はトーストしたパンとこれにしよう。

 

 

今日の一句

正月に 食べて幸運 レンズ豆