坊主も走る12月。
毎年12月は慌ただしいが、こんなに忙しない12月は初めてだ。
仕事と空手の稽古、その間に入るイベント。(何回忘年会をやっただろうか?笑)
ところで私は7月生まれ。夏に帰国のたびに日本で人間ドックで健康診断をしていたが、ここ数年帰国できず、ミラノで検査し始めた。
初めは7月、8月の人の少ない時期であったが、予約によっては9月。なかなか取れないものもあり、12月となり、今や9月から12月の間の、ホームドクターに指示されたものを検査している。
…が、どれも大事には至らないが、子宮がん検査ではポリープ発見。その場で生検に回され良性で異常なしだが、半年後再検査。血液検査とて同様。
やはりある年齢になればホルモンバランスなども変わってくるのは、当たり前のこと。数値が変わるのも想定内。先日の眼科検診も仕方ない。
この12月は物産展の最中から胸のマンモやエコーも受けた。
空手仲間がミラノでは、わりかし大きな医療施設のお偉いさんなので、予約は彼に任せているが、朝の8時予約などはちょっとしんどかった。それでもありがたい!
しかし、私に送られて来た予約表は日時があっているのに、内部での予約が1日ずれていてチェックインの際、支払いは済んだが、検査が出来ないと言われ、焦った。そこで彼の名前を言うと、何もなかったかのようにそのまま検査。イタリアあるあるでR。
マンモで石灰化が左胸に発見されたが、1週間後のエコーでは、指摘されていた別の右胸の一部分が見えずホームドクターの指示を仰げと言われた。ホームドクターの予約を取ったら受付を通したら27日。約2週間後であったが、気になってドクターに直接メッセージを出すと、念のためにがんセンターに行けという。えっ検査したセンターじゃダメなの?やはりがんセンターと言われるとドキッとする。
10日以内の緊急検査要というデジタル処方箋が送られて来て、がんセンターのオンラインで予約。ダメ元で保険で予約し、待たされるのなら、保険外のプライベート診療も仕方ないと思っていたら、指定した日に保険内で取れちゃった!
すぐに直近の画像や診断書をオンラインで送るよう指示され、支払いも全てオンライン。驚いたことに22ユーロだった。全てがオンラインで超速攻。イタリアの医療も捨てたもんじゃない!と初めて思った。
診察前日に、受付を通さずFast Passというコードが送られて来た。これがあると、支払いはないものの、受付のために長い間待つ必要はない。イタリア生活31年、色々な病院にかかっているが、こんなスマートな病院は初めて。時代とはいえ、まだまだアナログ式の病院も多い。
問題は、家から遠いということだった。夫は海外出張中。タクシーで行くにも、どれくらい時間がかかるのか?わからない。これまた、空手仲間のタクシー運転手に連絡をし、アドバイスをもらった。タクシーで行くなら前日に6時45分出迎えと予約をすべきで、そうでなければ、地下鉄でどこそこまで行き、どこからタクシーが確実に乗れるか教えてくれた。
翌朝家を6時に出た。
7時にタクシーに乗り、7時15分病院到着。7時20分には受付が済み8時の診察を待つのであった。続く…
今日の一句
あゝ加齢 検査の度に 所見あり


