来月早々空手の師範が日本から来られ、特別稽古とイタリア本部内での大会が行われる。
一年の早いこと!そうこうしているうちに、年始の千本突きについて考えなければならない。そしてすぐに夏の合宿!早すぎっ!
本部内での大会は、ペア型もあり、親子型だけではなく友達とも組めるので、勝ち負けでモチベーションになる人もいるだろうが、上から目線ではないが基本に立ち戻り、型の修正から今後に繋げて欲しいと思うのだ。
そう言う意味では、黒帯は色帯とのペアを率先し、色帯の人たちを引き上げるにはいい機会。過去に3回、イタオジと組んできて、なんとなく良くなって来たか?期待していても、大会が終わると元に戻ってしまう.いやーあれはなんでなんだ?
今回、何人か「パートナー募集」の人がいたが、選り取り見取り?!爆 いやいや、うーん一筋縄では行かない、引き上げるにはかなり厳しいなあ、と言う人ばかり。躊躇していたら、「T子さん、責任もって誰かと組んでくださいよ〜」と言われてしまい、今年もまたCと組むことに。彼とは3度目。過去に優勝は出来ていないが、入賞は出来ているので彼には2回トロフィーは渡せている。自信に繋がっているのかなあ?
彼は茶帯で、私よりちょっと年上のイタリア人。しばらく肩が痛いと言っていたが、肩どころか股関節がガッチガチ。歩き方もガニ股でどうしても足を並行または後ろ足を45度の角度にするところも90度開いていたり、転体すると足が交差してしまったり、基本的動作を直さず?来てしまったので今ここで直すのはかなり厳しい。
また、リズム感もあるが、足首が硬いから足がしっかり地面に着く前に突きが出る傾向がある(なぜかイタリア人の子供に多い) しっかりタメを作って腰を入れるように指導したいが、丹田自体に力が入っていないから、タメと言うか粘りのある動きや緩急さえ出ない。
もうタンタタン タンタンタン!ノーっ!そこは休符が入るの!もう手を叩いてリズムを教える。あーリトミックのクラスでシッター先のツインズにリズムの練習を一緒にしてるのと変わらなーい。苦笑
ビデオを撮って、何分何秒のところは、リズムが違う。何分何秒からは頭の高さは変えない....。ビデオにコメントをつけて送り返すと、毎回オッケー👌グタッツイエと来るから、だから直してくれよーと思う。
ペアや大会関係なしの指導するイタオジは、常に共通の悩み。まあ私もおばちゃんだし、若者と比べられたら習得度は何十倍も遅いし、転体の多い型は途中で方向を失い、記憶を失い、てんてこ舞いになるから人の事は言えないのだが、あー努力してなんぼ。
とは言え、指導も苦労してこそ価値あるものが得られる、自分が見えてきたりするもの。
苦労は買ってでもしろ、と言うが指導も同様。共に悩んで進むことこそ、自分にも実になると信じたい。指導させて頂いてなんぼってことか。
あゝ、日々精進。
今日の一句
人間観察 どこが変だか? 癖になる 爆
