空手の2024-2025年度が始まり、1カ月弱。既に20名の新しい入会者を迎えた。昨年はイタリア人の成人が多かったが、今年は日伊の子供が多く、一気に平均年齢が下がった!爆 えらいこっちゃ! 人の名前を覚えるのが苦手なので、毎回 "come ti chiami?" お名前はなんでしたっけ?と聞きまくる…。
とにかく、指導する側の人手が足りず、また、毎回プログラムの件で、ほぼ毎日、毎晩黒帯の指導者グループでのチャットは耐えない。
また年齢上、常に記憶力に問題あり。新たな型を覚えきれず、動画を見ながら何度も繰り返すが、左右繰り返しの動きなど最悪で本来シンプルな動きなのかもしれないが、毎回右から?左から?迷う部分は一緒。
ほんと、鈍臭くて格好悪いが、そこは努力しかない。
また黒帯チャットも意見する人はいつも同じ。私なんぞ「意見」が「不満」や「批判」に走っていそうで、もう黙ろう!と思うが、道場愛が強い分?(苦笑)熱くなってしまう。
ところで、どの道場にも道場理念や道場訓なるものがある。
空手は、技を覚えることももちろん大事だが、それに見合った人格的成長が伴っているか、と言う事が重要だ。老若男女、帯の色に関わらず、怠けてしまいそうな自分、逃げ出してしまいそうな自分、自分勝手に考えてしまう自分、そんな自分から少しずつ決別していかなくてはならない。
そして、道場や周りの人に感謝する。その謙虚さも大切だ。
良く師範は、指導は『指導させていただく』と仰っていたが、子育てが自分育てのように、門下生の指導も、子育て同様、自分も育てられる。だから、「指導させていただく」と言うことになるのだろう。
また、門下生のモチベーションをいかに伸ばしてあげるか?特に驚くのは、最近の子供たちは外遊びをしないで育っているのだろうか?コンピューターや携帯を見て育っているのだろうか?姿勢も悪く、股関節がガチガチに硬い子供もやたら多い。
どの分野も、得意不得意な子がいるけれど、好きで来ている子ならば、やはり伸ばしてあげたいが、複数になると、どのレベルの子供に合わせるか毎回頭をひねる。
要領のいい子。努力すれば出来る子。そうでない子。努力は全くしない子…それぞれだ。しかし、月謝を頂いている以上、責任をもって、そして空手の面白さを教えなければいけない。
あ~寝ても覚めても空手で、しかも頭の中は堂々巡り…。葛藤は続く。
今日の一句
体鍛え 心も鍛える 空手道
