「聖母被昇天」と「年金支給日」 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで31年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

今日は8月15日。

 

日本は「終戦記念日」だが、イタリアでは「聖母被昇天」の祝日で、どこも休み。

 

カトリック教会では聖母マリアは亡くなった後、 霊魂も肉体もともに天に上げられたと信じられ、それを「聖母被昇天」と呼ぶ。この聖母の被昇天という出来事はマリアだけが特別な存在だということではなく、 信じるすべての人たちの救いへの希望を象徴しているもの。

 

余談だが、キリストが自らの力で能動的に「昇天」(ascensione、アッシェンシオーネ)したのに対し、聖母マリアは聖霊の力で受動的に昇天したので、「被昇天」(assunzione、アッスンツィオーネ)と呼ぶ。

 

伝承によれば、マリアはイエスの死後弟子のヨハネとともにトルコのエフェソスに移り、 そこで余生を送り、 この地で生涯を終えられたといわれている。

 

こちらは2016年に訪問したエフェソスの画像。

 

 

聖母マリアの家。

 

 

なぜか日本語の看板があった。

 

 

 

 

ところで、毎月15日は「年金支給日」。しかも翌日関東地方は台風が来る!ということで母と買い出しに出かけた。

 

思うに、日本ではいまだにマスクをしている人が多くてびっくり。食料品売り場で、急に涼しくなってくしゃみをすると、いきなり振り向いて「いやー、咳してる人がいる!」と言って逃げるように走っていく女性がいた。え〜っ私?こちらも思わず「けっ失礼だわ!」心の声が大きく出てしまった。

 

それにしても、食料品売り場は、混み合い、年末のスーパーのようだった。しかも、先日の宮崎県沖や神奈川県で発生した地震を受けて、飲料水や非常食の買い占めが懸念されているが、お米はあったが、水は安売りしていたものの、一家族一箱と規制されていた。

 

ついでにやりたかったガシャポン、トライ。昔はガチャガチャって呼んでいた気がするが。

 

 

パスケース、ゲット。ミラノに戻ったらATMの定期券を入れて使おうっと。

 
長女に欲しい?と聞くと、即答で「要らない」と言われたが、その日ちょうど自分もガシャポンをするのに、私に500円を借りた夢を見たそうだ。不思議。
 
夕方、書い忘れを思い出し、一人もう一度買い物に。
 
空を見上げ、これから本当に台風が来るの?と思った。台風と共に年金まで奪わないでね。苦笑
 
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