やっぱりアレルギー 〜 その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで31年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

帰国して、良くなるところか悪化し始めた肌。どゆこと?
 
特に首、顎のあたりがカサカサ痒い。頬や目の周りも赤くなり、自然に肌が厚くなってきて、顔だけ蝋人形にでもなった感じで、鏡を見ると違和感。自分で自分の顔が怖い!
 
9月のミラノでの受診までなんとか誤魔化しながら、持って行くしかないか?と思っていたが、やはり、特に顔の炎症が続き、痒みも持続。引っ掻いて炎症がひどくなれば、バリア機能が更に低下し、外からの刺激で悪化に拍車がかかってしまい、悪循環に陥っていく気がして来た。一早く炎症を抑え、痒みから解放されたい!たとえ自費診療でも、もう行くしかないと思い、重い腰を持ち上げた。
 
以前帰国中、通院した皮膚科病院はここ数年美容皮膚科も併用され、常に混み合っている。オンライン予約を見たら小さなクリニークなのに、午前午後、各枠それぞれ、曜日によるが50-80名まで、とあり、そんなに混んでるの〜?!と驚いた。
 
そういえば、ドラマ「新宿野戦病院」では、仲野太賀さん扮する、美容皮膚科医は、常に美容整形クリニックとしてのリニューアルオープンの夢を抱いている美容皮膚科医。美容皮膚科って儲かるらしい?!
 
その近所にある別の皮膚科(アレルギー専門科もあった)も評判は悪くない、と言うのでそちらを予約し午後から出かけてきた。
 
今までの状況を説明し、服んでいた抗ヒスタミンがバッグに入っていたので見せると、名前をみて、○○のことかしら?と独り言を仰り、すぐにネット検索。これであってる?とイタリア語のサイトを指さされ確認。「あーやっぱり○○だわ。古いわね」、ボソッと一言。「えーっ?!そうなんですか?」と聞くと、「まあいい薬ではあるのよ」、と補足された。苦笑
 
始めは一時的だったが、今回は春から続いている痒みのある湿疹が、良くなったり悪くなったりしながら、繰り返されている。帰国して、汗で悪化。やはりアトピー性皮膚炎の特徴そのもの。
 
「とりあえずステロイドで炎症を止めなきゃね。2週間分出すけど、保険がないならジェネリックの方がいいかしらね?」と良心的。「肘も赤いわね」とすかさずチェック。だいぶ良くなってきていたが、やはり無意識にかき壊して悪化させることもあるので、薬で抑えた方が良いと言う。
 
会計待ちの間、バチバチバチ...と計算機を叩く音。診察料だけで1-2万円はかかるか?と思っていた。
 
3,7xx円です。一瞬???と思った。思わず「そんな安いんですか?」と言ってしまったほど。薬局でも数種類の軟膏やら錠剤を出されたが、3000円弱。合計6600円台でユーロに換算したら40ユーロ弱。先日、ミラノでかかったプライベートの先生は170ユーロ。診察だけだ。それでも良心的な値段。公立病院でも診察の検査、薬を処方されたら。40ユーロではすまない。すごく安く済んだ気はして、安心。ある意味緊張感が抜けた。
 
それにしても、この年にしてアトピー?
 
元々素因はあった。長年アレルギー性結膜炎があり、子供達3人とも乳児の頃、アトピー性皮膚炎があった。また、日々の生活習慣ストレス、ホルモンバランスなどなど様々な原因も考えられる。
 
とにかく適切なスキンケアによりバリア機能を整えアレルゲン除去(これは秋の検査結果次第)と肌の炎症を抑える薬物療法となるようだが、それは軽度であれば、と言う話。
 
今後どういう効果をもたらすのか。治療法は進化しているようだが、生活習慣を見直し、体質改善、そして肌本来の機能を取り戻し、綺麗な肌になりたいわ〜
 
今日の一句
バリア機能 壊れてカサカサ 痒くなる