やっぱり、白和え | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

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帰国して早10日以上が過ぎていた。

 

久々の日本では、好きなものばかり食べている。外食よりも家で自分、または母の手作り、それも手をかけたものよりもシンプルであればシンプルな物ほど美味しい。

 

まずはお米が違うから、ご飯だけでも嬉しい。ふっくらもちもち、甘味もある。少量でもゆっくり噛んで胃に優しい。

 

ミラノの家では夜は和食。とはいえ、まだ大食いが家にいるので、おかずはガッツリ中華系が多いだろうか?自分が食べたくないので、肉を使わないと「えーっ肉ないの?」と言われてしまう。笑。

 

久々鯵の開きを食べた。何年ぶりだろう?

 

ミラノでは、おからが好きだと言ったら、中華街のお豆腐屋さんで数週おきにキロ単位でおからを持って来てくれる人がいるが、だんだん飽きてしまい、出発前に頂いたが、小分けして全て別の友人にあげてしまった。帰国しておからを食したが、やはり日本の、そして母のおからが美味しい。

 

そして、夏はやっぱり、豆腐の白和え。以前帰国中お豆腐屋さんのお惣菜売り場で買った白和には、ドライフルーツと胡桃が入っており、それからはそれらが入っていなくては、物足りなくなってしまった。

 

基本は豆腐(以前は木綿豆腐と書いたが、絹の方が好き)、人参、葉物野菜(ほうれん草、小松菜、春菊が好き)をベースに、砂糖、醤油、すりゴマを和えていたが、個人的にはそこへこんにゃく、胡桃、ドライフルーツは杏かいちじくが好き。生の柿もいけた。

 

優しい豆腐の中で、個々のそれぞれ異なる味と食感が喧嘩せず、調和され、好きなのだ。そして滑らかな舌触りとまろやかな味わい...副菜だが、私はメインにしてもオッケー。

 

普段は醤油ベースだが、味噌やマヨネーズ、マスカルポーネやカッテージチーズを使っても良いだろう。

 

アレンジが楽しい一品。

 

今日の一句

食材や 味付け変えて 変幻自在

 

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