勘弁してよ! ~ その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

あっという間に2024年前半も終了。ホント早かったしあっという間だった。(年々スピードアップするように感じるのは私だけ?)

 

7月に入り、徐々にヴァカンスに出る人もいるが、観光客も増えているようだ。

 

しかも夏のコンサート・シーズン。夜はもちろん、日中からリハーサルの音が聞こえて来るし、あちこちで地下鉄工事を始め、道路工事やらアパートの外壁補修工事やら新築工事など、もう朝から、ドドドドドドドド....!ガタガタガタッ!プープープープー!どっシャーン!コンクリートカッターやらショベルカー、ランマー...など大きな機械の騒音と振動、そして労働者同士の叫び合う会話(数か国語)。(シッター先近辺でも同様)

 

勘弁して欲しいわ。

 

そしてシッター先のツインズの幼稚園も7月いっぱい家庭で必要という子女だけにあいているが、地域の数箇所の幼稚園が1箇所に集められ、少し遠くなった。普段はシッター先から目と鼻の先、数分の場所でツインズの幼稚園と三男の保育園は入口と建物内部では関係者以外は通り抜けられないが、小学校とも一緒で内部でうまく分けられている。

 

それが保育園はそのままだが、幼稚園だけ移動。片道だけでも徒歩15-20分はかかり、途中二区間だけバスに乗れるが、待ち時間を考えると歩いた方が早かったりもする。そんなわけで一度に2箇所3人をピックするのは難しいと子供達の両親に伝えた。

 

しかも、ツインズのプールの夏期講習があるが、幼稚園が移動したことで、片道5キロ強の距離、幼児2人連れの複雑な移動は頭が痛い。先日も1人が急に歩道ではあるが走り出し、1人は疲れて手をひっぱている状況で「G〜!止まりなさーい!」大声で何度も怒鳴りまくり、周りも振り返るくらいであったが、毎回見るに見かねた人が子供を追いかけ、捕まえてくれる。歩道であっても、電動スクーターやらデリバリーの自転車が反対方向から走って来たり、携帯電話を弄りながら、前方しかも低い位置を見ていない人も多いから、もう危険たっぷり!もう私の神経ピリッピリ。

 

空手の稽古も終わり、仕事が終われば、なるべく早く帰りたい。家でゴロゴロしたいが、家では家事も山積み。私の方が家政婦さん欲しいくらいだ。

 

今日は地下鉄で帰ろうか?しかし駅まで歩くのさえ面倒。一瞬大通りの方向へ出ると、トラムがやって来る音がしたが行く方向がわからない。すると角のお店のウインドウに私が行きたい方向へ向かうトラムが移ったので、走って飛び乗った。偶然席も空いておりラッキー。普段18-19時台のトラムは混雑しているが、さすがに空いてきた。

 

ところで、朝から硬焼きそばを食べたかったので、肉だけ帰りがけにスーパーで買って帰ろうと思っていた。道も空いており、すんなり乗り換えの場所で降りてバス待ち。来たな、と思うと手前の交差点で回って曲がってしまったり車庫に帰るものばかり。通りがけの人に「今日からここは98番バスは通らないわよ。この先の広場のM4地下鉄工事で3ヶ月間バスの順路が変わるのよ。」と教えてくれた。3ヶ月‼︎ってことは年内か?!苦笑

 

仕方なくATM(ミラノ交通)のアプリを見ながら歩き出した。地下鉄工事の広場を超えたらバスは来るのか?と思ったが、その数百メートル先のバス停に行かないと無理らしい。

 

道路の両側は、民族の移動か?というくらいぞろぞろ歩いている。たぶん、同じバス停から移動していたらしい男性から「どこから乗れるの?」と声をかけられた。南米系の人だろうか?引っ越業者の仕事をしており、毎日98番バスを利用しているとのことで、このバスがないと困ると言っていた。途中で降りて歩くなら地下鉄の方が確実ですよ、と話した。

 

次のバス停に到着すると人が沢山いたが、その電光掲示板いは運休と表示されていた。"English?" イタリア語を解さない外国人が数人いたが、ここにはバスが来ないので、この先の地下鉄の駅まで歩いたほうが確実だと教えた。結局トラムを降りた場所から約2キロの距離を歩くことに…。

 

M1の地下鉄の駅に到着。98番バスの表示が出ておらず。歩けば20分くらいで帰宅出来るが、さすがにもう歩きたくない。歩き始める人もいたが、予想外の場所からバスが登場。どゆこと?

 

とはいえ、やっと乗れたが、既に20時半。行きたかったスーパーは20時半までだったか?と思い、携帯電話で調べると21時までであった。大急ぎで買い物、そして帰宅。

 

結局夕食は22時となったが、食べたかった硬焼そばを食した。

 

勘弁してくれ~!

 

 

 
今日の一句
夏休み あちこち工事 たまりません