先週、6月いっぱいで2023ー24年度の空手の稽古が終了した。
と言っても、今朝、女子黒帯有志で場所を借りて練習をし、他の日にも夜にも集まる予定ではいるが、イタリア人は学校も終了し、ヴァカンツァの季節になるとどっと来なくなる。
休暇中はすっかり空手から離れ、稽古も一切忘れ体型も変わり、秋からやり直しの人が大半。涙
毎年三歩進んで二歩下がる、調子。
今年は月心会イタリア本部から8人が日本の大会に参加する。少なくとも我々は大会に向け、体力作りも欠かせないし、型の指定型、自由型のポイントを抑えた練習を各自し続けなければならない。
そして1人での練習も大切だが、複数でお互い見あって気づいたことを指摘する。そっかー、まだ直っていなかったか、と思ったり、えっそういう動作だったの?と今更気づくことさえある。
女性群は皆4、50代であったが、やはり動きのメリハリ、キレは若い人には叶わない。もちろん技だけが大切な訳ではないが、上半身の余分な力みや気張りをいかに抜くか...。
その上半身の余計な力みが抜けていて、下半身が充実している状態を上虚下実と言う。
普段の生活習慣からの姿勢もそうだし、特にスマホの普及で目や頭を使いすぎて、以前ヨガの先生に、気が上がりやすい状態にあり、気が上がると、地に足がついていない状態となり、心も不安定になると聞いた。
やっぱり呼吸なのよね〜。と結局ここに辿り着く。
最近は、個人的に特に骨盤周囲の筋肉と柔軟性と可動域を増やすトレーニングをし、歩き方や姿勢に気をつけているが、しなやかな動作は、心と体も「ぶれない」ようになるのではないだろうか?
心と体は一体。体の調子が整うことで精神的にも安定し、心も強くなる。
今日の一句
リラックス どっしり構えて 上虚下実