最近新しい型が覚えられず、夢にまで出てくる日々。
また最近は指導が多くなってきているが、門下生の立ち方や動きに「違和感」を感じる時、その人の何が問題なのだろうと考えるのが癖になった。
鏡や夜、ガラスに映る姿を見て、足の開き方や骨盤の位置、背筋、首などを色々動かしては、その違和感を真似してみる。
私もそうだが、脊柱側弯症などで体が傾きがちの人もいるが、筋肉がないから下半身を支えられなかったり、腕だけで打とうとするから、上半身がぶれたり前傾してしまう子/人が多い。
しかし、あまりにも「自分は股関節が硬いから。」「足首が硬いから」「〜だから」と言い切られてしまう。
じゃあどうしたらそれを軽減できるか考えて努力しようよ。 まだ若いのに、足は上がらない、腕は回らない子がいた。だからと言って致命的、絶体絶命ではなかったと思う。徐々に家でトレーニングしていけば、軽減できると伝えていたが、辞められてしまった。それは非常に残念としか言いようがない。とは言えすぐに違う武道を始めた様で、怪我だけはしないでほしいと思う。または彼が中高年になる時、状況が悪化しない様、体を改善してほしいと思う。
ところで、
上虚下実。
上半身の余分な力みや気張りが抜けていて骨盤、腹や腰、下半身の方に力が充実している身体の状態をいう。
そして、
抜き足差し足忍び足。
足音を立てないように、そっと歩くことをいう。泥棒か忍者かい?!爆
上記、そろえた動きが『能』である。
空手の基礎中の基礎である、四股・前屈がどうしても出来ない子/人が多く、四股と前屈ばかりを繰り返す。ぬぬぬ…と腰から動く感じ。日常の動きとはかけ離れたものだから、やはり会得しにくい。
しかも、じっくりゆっくりと練るように体を動かすことは、太極拳同様、実は好き勝手に反動を付けて運動するよりもはるかに体に効く。
やっぱり大腰筋なんだよな…。
ところで、「稽古」の『稽』は『かんがえる』『とどめる』『とどこおる』と読む。意味は、①くらべてかんがえる。「稽古」 ②とどまる。とどめる。とどこおる。「稽留」 ③ぬかずく。頭を地につけて敬礼する。「稽首」
空手の「稽古」は、古人から綿々と受け継がれてきたことを、徹底的に真似る。その過程で、自分が知らず知らずのうちに身に付けてしまっている体の癖を取ることができる。そうやって正しい身体の使い方を学ぶことが本当の意味なのではないだろうか?そして、体の使い方のみならず偏りのある自分流の考え方が矯正されるのでは?と思うのだが、自分自身、それは人の振りをみつつ、わが身をふりかえっている過程であるのでよくわからない。苦笑
美しい動き、そして年を経ても衰えない身体作りに努めたいと思う。
今日の一句
空手道 守破離の極み まずは基礎
