ミラノ・地下鉄 M4状況 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで31年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

ミラノでは、本来4番目だが、5番目のメトロ(地下鉄)のḾ4(エンメ・クアットロ)または車体のカラーである明るいブルーのLinea Blue (リネア・ブルー)は2022年11月に6駅のみ開通し、昨年の7月4日にプラス2駅、サン・バビラまで開通した。(余談だがミラノ初の地下鉄M1、通称赤線は1964年開通。日本の東京オリンピック開催の年で今年でちょうど60周年。)

 

2012年5月に駅建設の整備でリナーテ空港の駐車場取り壊し工事が着工し、早12年。

 

ミラノ万博もあり、先に開通したM5ができるまで、地元のトラムはサンシーロより3区間手前で留まり、帰宅するにはバスに乗り継がなくてはならない不便な生活が5年も続いた。出来て仕舞えばあっという間に感じるが、現在M4の工事のため、多くの道路が封鎖され、町中のバスの路線もかなり変更され、迂回したり、工事のための渋滞も多く、M4全開通の期待は高まるばかり。

 

ところで、先週初めてM4の開通している一部の二駅分だけ乗ってみた。地下は深くどこから乗るのかお上りさん状態。苦笑

 

しかし当たり前だが、駅もホームも地下鉄も広々と綺麗で外国にいるみたい(既にミラノは日本から見たら外国なのに)であった。しかも降りた駅の周りも非常に整備されており、近代的にさえ感じてしまった。笑

 

ちなみにM4区間(リナーテ空港からサン・クリストフォロ)は15キロ。完全自動運転であり毎時24,000人の乗客が見込まれている。時速30キロ、最高速度は時速80キロと言われている。現在開通しているリナーテ空港〜サンバビラ間は12分。毎日朝6時から0:30まで走行中。

 

こちらは、工事が始まった途端、人骨やら聖遺物などが続々と発見され、考古学的な調査もあったりと工事の遅れが特に原因となったサンタンブロージョ駅の近く。サンタンブロージョ教会は目と鼻の先なのに、ぐるっと回らなければならず、遠くて近い!なので写真撮影は仕事前には出来ず。

 

 

こちらは距離的には数100メートルしか離れていないDe Amicis駅周辺。穴を掘っている時点から毎日見ていたがこのこの1ヶ月で一気に入り口の階段とエスカーレートが出来上がり、現在エレベーターを設置中。

 

毎日保育園帰りの三男とクレーン車とショベルカーを見にいくのが日課。

 

 

上記水色の部分が開通しており、濃いブルーの区間は2024年内に開通と言うが、どうなる事だろうか....。

 

今日の一句

待ち望む メトロ開通 ショペロは勘弁