風薫る5月。
やっとジャスミンが咲きだして、どこからともかく華やかで、それでいて清楚なイメージの香りを感じるようになった。どことなく幸福感、高揚感を感じられる。
白いヒヤシンスに次いで好きな香りだ。
以前、ローマの家に水色のジャスミンを植えていた。つる性で長く伸びるので、フェンスに絡ませて栽培していた。
ミラノに引っ越してきて、家は日本の企業の駐在家族に貸していたが、のちに売却してしまった。あのジャスミンだけが心残りであった。
ちなみに、ミラノでよく咲いているジャスミンは、星型の白い花で「スタージャスミン」または「トウテイカカズラ」と呼ばれるもののようだ。花言葉は『吉兆』。
しかし、一般的なジャスミンの花言葉は、「愛らしさ」「優美」「官能的」「好色」「幸福」
「あなたは私のもの」「あなたについていく」「あなたと一緒にいたい」などがあるそうだ。
また、ジャスミンの語源ともなっているペルシャ語の「ヤースミーン」は、「神からの贈り物」という意味なのだそうだ。
それにしても、どこもかしこも緑でいっぱいだが、よーく見ると、私の花粉症の原因となる植物ばかりで思わず息を止めてしまった!(柳の木の下じゃないって!)草刈りの当日、翌日あたりは、目が真っ赤で、肌が真っ赤にはれ上がり、ヒリヒリ、痛痒くなってしまう。
あともう少しすると、菩提樹も咲き始め、更に甘~い官能的な香りが充満?するのだ。それはそれできついものがある。苦笑
今日の一句
ジャスミンが ふわっと香る Forever and ever (by Dior)