ジャスミン 〜 その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

風薫る5月。

 

やっとジャスミンが咲きだして、どこからともかく華やかで、それでいて清楚なイメージの香りを感じるようになった。どことなく幸福感、高揚感を感じられる。

 

白いヒヤシンスに次いで好きな香りだ。

 

以前、ローマの家に水色のジャスミンを植えていた。つる性で長く伸びるので、フェンスに絡ませて栽培していた。

 

ミラノに引っ越してきて、家は日本の企業の駐在家族に貸していたが、のちに売却してしまった。あのジャスミンだけが心残りであった。

 

ちなみに、ミラノでよく咲いているジャスミンは、星型の白い花で「スタージャスミン」または「トウテイカカズラ」と呼ばれるもののようだ。花言葉は『吉兆』

 

しかし、一般的なジャスミンの花言葉は、「愛らしさ」「優美」「官能的」「好色」「幸福」

「あなたは私のもの」「あなたについていく」「あなたと一緒にいたい」などがあるそうだ。

 

また、ジャスミンの語源ともなっているペルシャ語の「ヤースミーン」は、「神からの贈り物」という意味なのだそうだ。

 

それにしても、どこもかしこも緑でいっぱいだが、よーく見ると、私の花粉症の原因となる植物ばかりで思わず息を止めてしまった!(柳の木の下じゃないって!)草刈りの当日、翌日あたりは、目が真っ赤で、肌が真っ赤にはれ上がり、ヒリヒリ、痛痒くなってしまう。

 

 
あともう少しすると、菩提樹も咲き始め、更に甘~い官能的な香りが充満?するのだ。それはそれできついものがある。苦笑
 
 
今日の一句
ジャスミンが ふわっと香る Forever and ever (by Dior)