無駄の有駄 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

あまりにも忙しいと、「無駄な時間」「無駄な労力」は使いたくないと思いがち。

 

無駄とは、役に立たない(余計な)こと。無益。効果・効用がないこと、のこと言うが、本当に無駄なことってあるのだろうか?とふと思った。

 

その前に好きな語源調べ。笑

 

無駄の「駄」という文字は「馬に積まれた荷物」のことを表しているという。昔、物を運ぶ手段として馬が使われていたため、馬の背中に荷物を載せていない状態、つまり「駄」が「無い」のは、お金が儲からないということから「お金を生まない」=「無駄」となったのだという。

 

利益を生まない馬に餌を与えるのは「無駄飯」というわけだ。

 

「無駄飯」に続き、「無駄足」「無駄書き」「無駄金」「無駄口」「無駄毛」「無駄死」「無駄遣い」「無駄話」...結構、無駄で始まる言葉がある事に気がついた。そして、無駄死以外、しょっちゅうやっていること。苦笑

 

しかし、「無駄」をなくし、生産性や効率の良さ、要領の良さだけを追求していないか? 今の社会はそれについていけないと、落ちこぼれ視さえされかね無い。

 

私は毎朝ウダウダする時間が至福の時。これってもしかしたら「有駄有駄」なの?といきなり思い出した! 爆 当て字かな? しかし私にはこの有駄有駄がないとスイッチが入らない。何か大きな仕事にかかる前も、なぜか有駄有駄。ダッシュする前の助走とでも言おうか?笑

 

考えてみると、結構私は、人にとってはかなり無駄な時間、無駄な努力?をしていることが多い?と思うことがよくある。確かにこういう時間をうまく調整できたら、生活バランスに少しは余裕ができるのでは?と思いつつ、何十年も変わらない。苦笑

 

逆に、無駄があるから面白い。人や物とのつながり、物の見方が多面的になるのだと肯定化。爆

 

「長い目で見れば人生には無駄はない」by 本田宗一郎

 

その言葉そのものだと思う。何事も経験。それが人生の糧になる。

 

人には人の時間の使い方、進み方がある。物の捉え方も人さまざま。会社や団体生活の中ではある程度の効率は大切かもしれないが、効率や正しさ、世間体などの何かにとらわれるよりも、自分の心を大切に生きること。だからこそ、「無駄」は心のあそび、豊かな心を育てる「有駄」なのだと信じ、今日も有駄有駄。爆

 

 

今日の一句

"Sapienza" 知恵の語源は 『味わうこと』