若葉の頃、新緑に降る緑雨。
緑が冴えて清々しい。
初夏の青葉をつややかに見せる雨。すべてを美しく、洗い流してくれる。
普段、雨は嫌いなのだが、花粉も飛ばないし、空が明るい雨は気分が重くならない。
今朝、バルコニーの植木を動かすと、ガラスの柵になんとカタツムリが!
そもそもカタツムリは体から出す粘液を使って移動する。その粘液を保つためには湿った環境が必要だと言う。
夏休み、日本から戻って来てアパートの中庭からバルコニーにプランタを移そうとして、プランタを持ち上げた途端、底にべったりカタツムリが…!!何度奇声をあげたことがだろうか!
とは言え、どんなに緑が多くても、アスファルトの道路を横切ったりしなくてはならない環境だと、乾いたアスファルトの上では、体の水分が奪われるため非常に危険。住みやすい場所に移動できるわけでもなく、徐々に絶滅の危険があるのだという。
雨も風も吹かぬに 出ざ釜打ち割ろう
でんでんむしむし でんでんむしむし…
子供たちが小さかった頃、よく見ていたNHKの『にほんごであそぼ』で狂言の蝸牛を思い出した。
今日の一句
緑雨降り 喜び勇む カタツムリ