昨日滞在許可証の更新に出かけてきた。
”illimitata”無期限の滞在許可証(パスポートナンバー、住所変更などは随時変更手続き要)を所持していたが、イタリアの法律が改正(2022年2月)され、今度は“PERMESSI UE PER SOGGIORNANTI DI LUNGO PERIODO”・長期間滞在者という表記のものに変更しないといけないと会計士に言われたのが、昨年夏前。(今後は10年ごとに更新、未成年は5年ごと。法改正の10年以上前の滞在許可証は『いつ』とは明記はされていないものの、無効になるそうだ)
書類をすべて揃え、郵便局を通して申し込んだのが9月。5か月待ちの警察出頭であった。
在伊丸30年、この手続きのため、何十回警察に出頭したかわからない。
しかも子供は14歳を迎えると、親とは別口の個人の滞在許可証を作成するため、常に私と共に申請していた子供たちは1人抜け、2人抜け...次男が5年前に私と別になったので、私の警察出頭と滞在許可証更新は夫より4回✖️受け取りで8回多い。(しかも、長女の時は、14歳と16歳の時、なぜか二度更新している)
しかも、移民や滞在許可証に関する法律がしょっちゅう変わるので、これに関わるプロの指示を受けていないと、意外に何も情報を知らないままでいてしまうことが多いのが怖い。
そして、流石に紙の在留書類は昨年 2023 年 8 月 3 日に無効となった。
ちなみに、この手続きのために長男は昨年11月にミラノに一時的に戻って来たのだが、パスポートが年内に切れることがわかり、この更新手続きが遅れ、彼の出頭はもう少し先となってしまった。どれだけ待たされるのか…、というのも、我がサンシーロ地域の管轄警察は、移民手続きを中止とし、別の地域に統括されたから更に状況がひどくなったようだ。
9時48分のアポイント。毎回なぜこんな中途半端な時間を指定されるのか疑問。しかもエージェントとの待ち合わせは10時。(アポより遅いの?)早く着いたが、警察の門は閉まっており長蛇の列!だから嫌なんだよ~。
しかし、このエージェント。在ミラノ邦人の中では、滞在許可証関係では知る人ぞ知るちょっと有名なお方。お値段は張るが、どんな難問も突破してくれる。過去に、滞在許可で問題のある人の相談を数回したことがあるが、あまりにも情報を聞き出すだけで、支払いもせずに過ごしてしまうことが多く、自分以外のことで彼に聞くのは畏れ多くなってきた。
彼と行けば、待たされることはない。一度だけ彼がいなくてもできる!と思い、受取だけだから、と言って一人で出かけたことがあるが、やたら待たされた。おそるべし、イタリアのコネと顔!昨日もエージェント様様だね、と話したくらいだ。そんな彼とも20年数年来の付き合い。白髪が増えたな…と思ってしまったが、お互い様か?!苦笑
ところで、先週ミラノの友人がやはり同じ滞在許可証の手続きで、ミラノの中央警察に出頭した時のことがFBに投稿されていた。(私はミラノでは中央警察には出かけたことがない)
『予約があっても、待ち時間は無限大。今3時間待ってようやく20人進み、あと20人待ち。ということはあと3時間待つってこと?』とあった。救急病院なみだわ…救急病院は7時間8時間待ちは普通。
それでも、彼女の出かけた待合室は窓口がいくつもあり、番号札と窓口番号が電光表示板で表示され、少なくとも席が沢山あり、空間にも余裕があった。
しかし、私たちが出かけたところは、10平米くらいのところに椅子はコの字型に置かれているだけで、席も少ない。天井も低い。その時間帯に25人はいた。入り口近くに立っている人は、警察に中へ入れ!と注意されていた。しかし、連れ合いならともかく、混みあっているバスや地下鉄じゃあるまいし、座っている人の前に立つなど迷惑千万!
あるアラブ人男性が、警察に「廊下は人が通るし、中に入れと何度言えばいいんだ!これで3度目だぞ!」言われていた。たしかに、廊下はなぜか警察が行ったり来たり机を運んでいたが、物の言い方が外国人を見下しているような様でむっとした!
編み物を始めようとしたら、すぐに夫が呼び出された。廊下をはさみ別の部屋に入って行ったが、やはりそれほど大きくない部屋の三つ角に机とコンピューターとコピー機が設置され、2か所で手続きをしていた。一つの机では警官が一人で作業しており、のち私が呼ばれたところは2人の警官が対応していたが、一人がコンピューターに打ち込み、一人が横で確認しているような状況。間違いをしないようペアを組んでいるのか?
両手の人差し指のみ、指紋を機械で取らされた。私は年のせいだけではなく、若い頃から指先の油分がたりなく、銀行のATM機械では苦労してきたが、以前、指紋を取る際も、何度もトイレに走っては指をぬらさせられたものだった。いやだな…と思ったが、大丈夫大丈夫3回ずつするから、といわれたが、やはり片手5回以上試しただろうか?
夫のみ、身長を聞かれたり、髪の色やら目の色など聞かれ、他の指の指紋もとっていたようだった。次に長女が呼ばれ、その後次男が呼ばれた。待っている間、夫が廊下に立っており、警察に注意されていたが、その言葉は丁寧だった。(相手の人種によって言葉が違うってひどくない?)
結局45分で解放された。受け取りは1か月後ということだった。申し込みから半年か…昨年は9カ月かかった、という友人も数人いたからまだましなのか?
コロナ明け、そして法改正、事務処理ができる管轄の統合…などいろいろ問題はあるのだろうが、やはりここはイタリア。
余談だが、現在次男が大学の支払いのため、家族の収入証明の手続きをやっているが、こちらは3回やり直し。証明書の件で、銀行にも2回出かけたが、銀行員さえわからないことがあり、隣のブースの銀行員やら支店長まで対応に出てきたくらいだった。何事もスムーズにはいかない!…疲れるなあ…
今日の一句
嗚呼イタリア どこへ行っても 待たされる!


