今日2月3日は節分。そして、イタリアはサン・ビアージョの祝日。
San Biàs el benedis la gola e èl nas
サン・ビアージョは喉と鼻を祝福する
クリスマスから残ったパネットーネを食べる習慣がミラノの伝統としてある。聖ビアージョ(日本では「聖ブラシウス」として知られている)とは、3-4世紀のアルメニアの司教であり殉教しているが、もともと医者であったビアージョは、喉に魚の骨がつまり窒息死しそうになった子供を助けたことにより、喉の病気を癒す聖人と言われるようになった。
…というわけで、今日はゴスペルのレッスンがあり、その後持ち寄り食事会が催され、アぺリチェーナとなったが、食後のドルチェはやはりパネットーネ。スライスしてフライパンで軽く焼いて頂いた。
メルカートではいまだにパネットーネが売られており、メーカーによっては1.5ユーロから5ユーロと様々。年末からどれくらいパネットーネを食べ続けてきただろうか?
一度サン・ビアージョの日のミサで喉をロウソクで祝福してもらったことがある、というとゴスペルのメンバーの1人が、「えっ?ロウソク?火がついているの?」。SMプレイじゃないって…爆。イメージはこんな感じ。
また、ある年のクリスマスを目前に、修道士が祝福されたパネットーネを配っていたそうなのだが、一つ渡し忘れてしまい、取りに来る人もいなかったが、すでに硬くなっており、捨てるのももったいないので、その修道士が毎日少しずつ食べていた。最後の一回分という2月3日、本来取りに来るはずだった女性が現れ、空になりつつある袋を見に行くと、パネットーネが大きくなって入っていたという。聖ビアージョが殉教したのは、316年2月3日。パネットーネを取りにいったのも2月3日。ということで、「サン・ビアージョの奇跡」と言われている。
余談だが、パネットーネ(panettone)
の発祥の地はミラノと言われている。アントニオ(Antonio)というパン職人が作ったもので,パーネ・デル・トーニ(pane del Toni) がパン・デル・トニ(pan del Toni) そしてパネットーネ(panettone)になったとか。
現在イタリアは復活祭の40日前に当たる四旬節に入る前のカルネヴァーレ(謝肉祭)の時期。パン屋やケーキ屋さんでは、カルネヴァーレのお菓子が出回っている。
ミラノでは「キアッケレ」(おしゃべりという意味)、ピエモンテでは「ブジエ」(嘘)などと呼ばれるのは、お祭りの間はおしゃべりやゴシップが許されるからなのか?薄くてひらひらした形からヴェローナでは「ガラニ」(リボンのバラ結び)、その他多くの地方で「ナストリ デッレ ステレ」(尼僧のリボン)と呼ばれたり、トスカーナ地方では「チェンチ」(ぼろ布)、エミリアロマーニャでは「ラットゥーゲ」(レタス)と呼ばれたりしている。 このほか、トルッテリというパスタ生地にレモンの香りをつけて揚げたもの、揚げた生地にクリームを詰めたヴェネト地方の「フリットーネ」や中部イタリアの「ボンベ」、マルケやウンブリアの「チェルキアータ」という揚げた小麦を飴状の砂糖で固めた日本のおこしのようなお菓子も有名である。
四旬節に入るまで食べ続けそうだ…(デトックス、いつするの?!苦笑)
今日の一句
Candele(ロウソクの複数形) 喉を守って! ブラシウス!


