死者の月 2023 ~ 諸聖人の祝日 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

あっという間に11月に入った。今年も残すところ後2ヶ月。早っ。

 
今日11月1日は「諸聖人の日」の祝日。イタリアは休日。
 
元々教会は、殉教者を祝って来ていたが、9世紀あたりから11月1日に移動し、殉教者から諸聖人をも祝うようになったと言う。
 
キリスト者が死の彼方の命への希望に生きるように励ましてくれるためであり、また、目にみえない世界に入ったすべての人との連帯を意識する、そして主の再臨とキリストの輝かしい完成を思い起こさせる日でもある。
 
また明日の2日は祝日ではないが「死者の日」で、11月いっぱいを「死者の月」と呼ぶ。
 
今朝のミサの最後に、主任司祭より希望者に聖人の御絵が配られた。毎年元旦にはサンタンブロージオでのミサに与り、その年の守護聖人になる御絵を頂いているが、所属教会もそういうことをしているのか知らない。

しかし、今回は主任司祭がじきじき作ったらしいプラスチックコーティングされた聖人の御絵だった。数がたりないかもしれないので、カップルや家族連れの人は数を控えて欲しいと言っていたが、余裕のようであった。
 
私は、"il Papa buono"(善き教皇)と呼ばれた聖ヨハネ23世の御絵を頂いた。
 
聖ヨハネ23世は今から5代前の教皇(1958年10月28日(11月4日)~1963年6月3日)でベルガモ出身。ベルガモ郊外には、生家がミラノ外国宣教会の管理によって維持されているが、小作農の家庭出身で、彼の前任者や後任者のように貴族出身でない分、どこか親しみを感じてしまう。お姿からも滲み出る大らかな優しさ、謙遜な人柄で知られていた。2014年4月27日、現教皇によって、ヨハネ・パウロ2世教皇と共に列聖されたのは記憶に新しい。
 
 
ミサの閉祭の曲は"Camminando sul sentiero"いわゆる「聖者の行進(when the Saints go marching in )」を歌った。日本語の「聖者が街にやってくる」という曲だ。   
 

 

🎶信仰の道を歩みながら、太陽が永遠に輝く場所に皆集う。

天に聖人達の長い行列がやってくる

おお主よ、私にもその場所があることを確信している。

 

聖人になることがなくとも、天の神のもとで安らかに憩うことを誰もが願っているはず。だから、神様に私にも場所を取っておいてね!というのは、非常にお茶目な感じ。

 

とは言え、聖人になるのは、聖職者の特権ではない。私たちが授かった賜物を他者のために与えることが、私たちの命、そして賜物が生かされることだろう。

 

旅立った家族、親戚、友人、恩人だけではなく、戦争の犠牲となった方々、すべての死者を思い起こし、彼らの墓・納骨室の前で、少なくとも心の中でも立ち止まり、彼らの霊魂を救い主にゆだねて祈ろう。

 

主よ、永遠の安息を彼らに与え、不滅の光で彼らを照らしてください。彼らが安らかに憩いますように。アーメン。