♪Oh, when the saints go marching in, Oh, when the saints go marching in,
Oh, Lord, I wanna be in that number,
When the saints go marching in.
中学生だか高校生の時,音楽の授業で歌ったことがある。
黒人霊歌という認識はあったが,聖者って何?なんで街にやってくるの?と,あまり意味は考えたことがなかった。
ところで,今晩10月31日は「ハロウィン」であるが,本来カトリックでは,ハロウィンは祝わない。翌日11月1日が「諸聖人の祝日」で,聖人として名を知られている人々のほかに、天国で神のもとにある霊、すべての聖人を記念する日になっている。ハロウィンは、10月31日に行なわれる前夜祭で、もともとは古代ケルト人が秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す祭りと合体したようだ。そして11月 2日が「死者の日」とされる。今年はちょうど土日にぶつかり,現地校,補習校も休みで,親子共々精神的束縛もないゆったりとした週末。
一般的に「死者の日」は祝日ではないが,今年は日曜日にぶつかったので,先日「諸聖人の日」と「死者の日」のための聖歌の練習が行われた。あれれ???どこかで聞いたことがある...と思っていたら「聖者が街にやってくる」のイタリア語版だった。あっそっか...今になってわかった。聖者とは,聖人のサントだったのか...
というわけで,(入って行く)「街」は天国なんだわ...とやっと意味がわかった。苦笑
もともとベルギーのキリスト教賛美歌だったとか,ニューオーリンズはフランスの植民地だったのだからカトリックの聖歌だったのだ...といろいろな説はあるようだが,いずれにしてもニューオーリンズに渡り,黒人霊歌として所謂「ジャズ葬式」のつきものとなったのだろうか? 余談だが,「聖者が街にやってきた」は,アントニオ猪木がモハメド•アリとの対戦で入場曲に使用したという逸話もある。
いずれにしても,聖者,聖人は生前高徳であり,死後聖人に列せられた人のみならず,皆天に昇れば,皆平等,と思うと嬉しい。
ところで,日本では死者,つまり先祖の霊を迎え供養する「お盆」は,本来は「盂蘭盆」のことであり,その語源はインドのサンスクリット語の「ウランバーナ」と考えられ,その意味は「逆さ吊りにされた激しい苦しみ」ということであり,その苦しみを取り除くのが「お盆」と知り,ちょっとびっくり!
実際死後の世界はわからない。行ったことないし。笑
とはいえ,すべての人がそれぞれの生活を通じ,聖性の道を歩むことができるよう祈りたい。誰もが,いつかは亡くなって行く訳だし,聖者として,また,いつの日か亡くなった親しい人々と栄光の交わりの中で再会できますように。
*画像は「死者の日」や年回忌に食べるお菓子。その名も「死者のパン」。ミラノを初め,北イタリアで食する。味は,カカオパウダーにシナモン,ナツメグ,アーモンド,レーズン,イチジク,アマレットなどが混ざったパンというよりも,もさっとした焼き菓子。
When the Saints go marching in
https://www.youtube.com/watch?v=FKndGinFN5c
http://ameblo.jp/sofiamilano/entry-11393684934.html