日本滞在中、母と濃厚な時を過ごした長女。まあお互いに4日間だから良かったのだろうけど。笑
その後、弟の家にも呼ばれ、たこ焼きパーティをしてくれたとのこと。お互い猫を飼っているので話題が尽きなかったようだ。
そして出発前に、東京に戻ってきていた長女の彼氏が母に会いたがり、会うことになった。母は始め、外国人であること、また家に呼ぶことを躊躇したようだが、「おばあちゃんのご飯を食べさせてあげたい!お願い!」と言う長女のお願いで、実家に来てもらうことになったと言う。
長女のリクエストは、コロッケ、おから。母は私と電話で話す時、メニューをどうしようかしら?と困ると言いつつ、あれもこれも嬉しそうに語った。ヌタも作る、と言っており外国人が食べるか?と思った。ネギとイカを入れ、酢味噌で味付け。私は苦手だったが、子供の頃の話で長年食べていない。父が好きだった一品だが、考えてみれば酢味噌は高知の料理。岩手出身の父は実家でヌタを食べていたのだろうか?
ところで母は以前身長が160センチあったが、今や150センチあるのだろうか?そして彼氏の方は193センチ。あった瞬間、お互いに「大きい!」「ちっちゃい!」と言ったそうだ。光景が目に浮かぶ。
ちなみに私の弟は187センチあり、天井が少し低くなる壁に頭をぶつけたことがあるくらいだが、我が家の夫も愚息らも、弟の息子も皆183-5センチはある長身一家だ。
母は、彼氏に会い「ドキドキしている」と言うと、彼氏の方も実は緊張しドキドキしていると答えたと言う。携帯電話に声を吹き込み、翻訳された文章を母に見せ会話をしたそう。
そして長女に教えてもらいながら、父にお線香をあげ手を合わす。どう感じたかな?
何を食べても美味しい、美味しいと言ってご飯もおかわりをしたと言う。そりゃあイタリアで食べる白米よりも断然ふっくらもちもち、美味しいに決まっている!
何を食べても美味しいが、一番気に入ったのは、意外にもヌタだといい、母に作り方を教えてもらっていたそうだ。
始めに実家訪問が決まった時、栗蒸し羊羹を彼は準備していたようなのだが、一人では食べきれない(居候している長男は食べない。小さい頃はあんなに虎屋の羊羹が好きだったのに!)と言ったことで、京都旅行の際、お漬物を買ってきてくれたのだと言う。しかも、茗荷や根っこ付きの生姜など選択が渋い‼︎
長男も在宅しており、楽しいひと時が過ごせたようだ。
父の仏壇にあった柿が美味しい!というので残りを持ち帰ったと言う。長女は荷物が増えると言ってブーブー文句を言っていたようだが。爆
とても繊細で優しい彼。すごくいい人、と母には伝えておいたけれど、本当にいい人で良かったと母も大喜び。
また会いましょうと笑顔で別れを惜しんだと言う。私は聞いているだけでウルウル...
段々長女の日本滞在時間も短くなると、私の方が帰国時イタリアへ出発する直前に感じるザワザワ感のような複雑な思いに陥った。
後から長男から全員で撮った画像が送られてきた。とてもいい画像だった。父もきっと天国で喜んでいることだろう。
また再会が果たせますように。
