昨年、ゴスペル「ガナリア隊」のメンバーで、指導者である「師匠」のコモの別荘にお邪魔して歌の合宿をしたのが、非常に楽しかったので、第2弾の合宿が企画された。
今回はメンバーの山のお宅があるトレンティーノ=アルト・アディジェ州ボルツァーノ自治県にある、人口約4,900人の基礎自治体「オルティゼイ」へ。とはいえ、我がガナリア隊、集まれば10名は軽くいるのだが、なんだかんだの夏休み。最終的に4名での自主練?!「大人の合宿」@オルティゼイとなってしまった。いいの、いいの楽しめれば…‼爆
さて、早速電車の切符を手配。ミラノからヴェローナを経て、オルティゼイへ。何せ私は自慢じゃないが、超方向音痴。そして電車の旅は何度行ってもドキドキしてしまう。早めに中央駅に集合し、電光表示板を確認。15分遅延のようだ…電車が入ってくる番線表示を待っていたら、いきなり「キャンセル」というではないの!慌てて、「トレーノ・イタリア」の制服を着ている人を捕まえ、電車がキャンセルになってしまったが、どうすればよいか?と尋ねると、ホームの反対側を指差し、「トレ―ノ・ノルド」の人に訊ねるよういわれ、速足で歩き、それらしき人に訊ねると「22番線からでる電車に乗ってランブラーテから出るヴェローナ行きの電車に乗るように!もうすぐ出るから急いで!」と言われ、今来た方向の一番奥のホームを指差された。
え~?!あと何分?!走りながら、間に合うの~?!と思った。振り向くと最年長の友人がとぼとぼ歩いているではないか!もう電車のところに走り、ドアに足をかけて発車を阻止するしかない!もう一人の友人と走った。そういえば、このホーム、長女が大学を卒業する時に、やはり走ったホームだわ…と思い出した。やはりボローニャ行きの電車であった。
ランブラーテは中央駅から北東に位置し、直線距離としては5キロに満たないくらいではあるが、そこから電車に乗り換えて行ってくれ!と言われても、何時発の電車か?ヴェローナで本来乗るはずだった電車に間に合うのだろうか?中央駅で電車のキャンセルが発表される前に携帯電話から電車予約のℚRコードを翳したが、反応した気配もなく、それだとまた罰金にならないか?そんな不安ばかり横切った。
やっと友人も電車に追いつき乗りこんだものの、なかなか発車せず。発車の警笛が鳴ったものの、外国人が乗り込み、家族が来るのを待ちやはりドアを閉めさせない。自分たちも外国人で、同じことをしようとしたにも関わらず、早くしてよ…と思ってしまう。現金なものだ。
やっと発車。一駅でさあ乗り換え。「7番ホームって言ったよね?」駅の地下通路を走り、友人のスーツケースも持って、ホームへ上がる階段を駆け上る。5月に骨折をし、先月まで松葉杖をついていたなど嘘のようだ。ホームは人があふれていたわりに、今来た階段に吸い込まれるよう人が消えていった。えっどゆこと?!何か案内が入った。7番線に入る電車は5番線み変更ということで、再び走り出す…。
既に人が一杯。ちょっと車両を歩くと4人席を発見。そこに3人で座り、我々を待つオルティゼイの友人へメッセージを打つ。中央駅出発の電車が急遽キャンセルになり、指示通りランブラーテに来て、とりあえずヴェローナ方面に向かう、と。
それにしても、何時にヴェローナに着くのよ。それでチケットは大丈夫なわけ?検札が回ってくるのを待つしかないか。社内に設置された電光画面を見たいたら、電車のナンバーが出ていたので、どこかで見覚えのある番号ではないか!なっなんと本来乗るはずであった電車の番号であった。ということは、予定通りヴェローナに到着するのか?なんなの~?狐につままれた感じ。
すると、少し前に、本来乗るはずだった電車が電車の「機材の問題で、出発はランブラーテ駅に変更」と電車のHPに発表されたという記事の写メが送られてきた。えーっ。本来の出発の30分前の発表ってひどくない?だれがHP見るのよ!
それを検札でも、何をどの順番で言おうか?QRコードの件は?思い切り焦ったが、難なくスルー。えっそんなもん?!あっけにとられた。
ほぼ時刻通りオルティゼーイに到着。友人夫婦の出迎えの元、お宅へ直行。
お宅からの絶景。
半日の気疲れは一気に吹っ飛んだ!続く…



