東京オリンピック2020が終わり半年後には北京で冬季オリンピックが行われるが、その4年半後がミラノ/コルティーナ2026。
この夏はそのコルティーナまで400キロのドロミテ山塊の旅に出た。
途中高速でBauliのサーヴィスエリアに入った。Bauliはクリスマスのパンドーロやパネットーネで有名なヴェローナの老舗お菓子屋。サーヴィスエリアで評判のクリーム入り”un minuto di Bauli”を食べてみた。一個1.8ユーロ。現在日本で大人気だと言うローマのお菓子(らしい)マリトッツォの様なものだ。(多分。ローマに7年住んでて食べた試しがないが。)
途中エメラルドに輝く湖・カレッツァ湖を見てみたかったのだが、駐車場はなく、道路脇に止めるスペースもいっぱいで、渋滞であったためやっとと止められたところからは、行きは徒歩30分、帰りは1時間弱かかると地元の人に言われ断念。峠に入る前に休憩。
その後コスタルンガ峠を越えてポルドイ峠へ。ロープウェイに乗って標高2950mのサッソ・ポルドイへ登った。
ドロミテ山塊の山々の姿は、垂直に切り立った一種異様な光景と独特な赤茶色の岩肌が印象的だ。
これはかつての海の堆積物の断層である、砂岩、石灰質(ドロマイト)の性質と侵食作用により生まれたものだと言う。
ちなみにドロミテと言う名は、18世紀にこの山塊登り地質構成を研究したフランス人地質学者のドロミユー(“Dolomieu “)の名前に由来しているのだそうだ。
周りには垂直に切り立ったドロミテ特有の光景が広がる。
まさに断崖絶壁の石の柱が続き、怖くて下が覗けない。
その後コルティーナ・ダンペッツォへ。
ドロミテ山塊東側の中心都市、コルティーナ。標高1224-3243mのアンペッツォの谷底に位置し、町にいながらにしてドロミテらしい山々の景観を目にすることが出来る。
夏はトレッキングやハイキングを楽しむ人々で賑わい、ホテルの人によれば、イタリア人でもミラノからよりもローマからやってくる人の方が多いという。また冬は世界のスキー客が集う町で1956年にも冬季オリンピックが行われている。
4年半後に向けて町はあちこちで着々と工事が始まっていた。








