今朝、フィジオテラピーの初診があった。ギブスが取れ1週間。かなり足の腫れも取れてきた。
ドクター曰く、順調に回復しているようだ。
傷口が塞がる、腫れが引く…当たり前のようなことでも、年齢もあるだろうが、やはり持病があったり、体調が悪かったりすると、なかなか回復しない。過去の外科手術歴や服用している薬があるかどうか聞かれたが、普段から体は鍛えているし、持病という持病もなく、服用している薬さえない。例の血栓予防の注射35日分もやっと終了。今は健康そのものの生活なのがいいのかもしれない。
今回第2~4中足骨を骨折したが、この場所は接地時の衝撃吸収や蹴りだし時の支援として作用するため、特に陸上競技やバスケ、バレーボールなどの様々なスポーツ選手に発生しやすいのだという。ジャンプやランニング、ステップ動作など様々な場面で負荷がかかる場所であり、小さなストレスが積み重なり、疲労骨折も起こしやすい場所だ。空手でも飛び込み突きや踵を上げ、付け根の関節部分である上足底を使うことも多いので、やはり中足骨の回復は必須である。
ドクターの触診によれば、甲側よりも、足裏の方が今だ硬くむくんだ状態なのだそうだ。そして左足の足裏のアーチの方が、扁平ではないものの、アーチが浅いと言う。
足裏のアーチは、足底筋群やふくらはぎから伸びている後脛骨筋や長腓骨筋などによって構成されている。これがバネのように作用し、体にかかる地面からの衝撃を和らげるのだ。しかし、足の裏は鍛えることが少ないし、そうでなくても使っていなかった分、筋力が低下してしまいアーチが崩れているようだった。
ちなみに、足底で衝撃の吸収ができないと、足首やひざ関節、腰にまで負担はかかって来るし、時によっては、タコや魚の目、足底痛などの筋肉の炎症、外反母趾になることも多いという。体はすべてつながっていることが良くわかる。
余談だが、足裏には60-70のツボがあり、特に土踏まずのあたりには、胃や腸、膵臓など消化器のツボがある。このあたりをマッサージすると、消化器周辺の血行が良くなって副交感神経が優位になり、リラックスできるだけでなく、ストレスなどで弱った内臓の活性化につながるといわれている。
中足骨も足裏も体の土台。知らず知らずに毎日酷使されている足こそ、土台力の源。
身体を安定に保ち、衝撃を吸収する柔軟性、そして運動力が土台力の基本であろう。
来週から水治療とフィジオテラピーが同時に始まる。
