オオバコ 〜 その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

毎日散歩がてら近所を歩く。
 
ここ数年自転車専用道路を整備している所が多いが、更に増えているなあと気づいた。とはいえ、自転車専用道路があっても、そこへ駐車する車も多く、結局バスやトラックに並んで走ることも多い。(意味なーい!)
 
また、整備工事自体ずさんだから、すぐに道路が陥没したり、何度も整備工事を繰り返されているところさえある。
 

ところで、普段歩いている歩道も松葉杖で歩いてみると、微妙に傾斜していない?というところや、やはり凸凹な所がかなりある。怖いなあ。とにかく、杖をつきながら、犬の糞尿や危険物察知のため、普段以上に歩きながら歩道に目を配る。

 
そして、ふと気づくと、この時期、歩道の脇やらアスファルトの割れた部分からオオバコ、細長いタンポポ、ヒルガオ、スベリヒユなどが沢山生えている。ヒルガオ以外はどれもサラダにして食べられると言うが、さすがに歩道の草は犬猫の糞尿が紛れていることだろう…

 

我が家のある通りには、とくに、歩道の脇には「オオバコ」が既に枯れ始めていた。この「オオバコ」はイタリア語で"plantago"(プランターゴ)と呼ばれる。「足の裏」という意味のラテン語であるプランタから由来しており、オオバコの葉が足の裏に似ているからだそうだ。

 

余談だが、このオオバコは、日本では「セイヨウオオバコ」と呼ばれ、ネイティブアメリカンは、白人が通った道にセイヨウオオバコが生えることから、セイヨウオオバコを「白人の足跡」「イギリス人の足」と呼んだのだそうだ。

 

また、オオバコの葉を煎じたオオバコ茶は、咳や痰、むくみなどに効く薬草茶として知られ、漢方の生薬としては、鎮咳、去痰、利尿、整腸、瀉下(便秘の改善)などの目的で用いられているという。また、若菜は和え物や天ぷらにして食べられる有用な植物。

 

『オオバコは素朴だが、踏まれても起き上がる力を持っている。目立たなくても良い。きっと報われる。』小学校を卒業する時に、サイン帳を持って職員室を周り、一人の先生に書いていただいた言葉だ。
 
葉っぱは柔らかそうに見えるが、中に丈夫な白い筋が通っていて、ちぎれにくいのだそうだ。茎は外側が硬く、中はスポンジ状になっており、よくしなる構造になっているのだそうだ。
 
散歩をしながら、思わず草花に目が留まり、懐かしい思いがした。
 
実は、この記事を書いている間に、近所の歩道には草刈りが入り、草花たちはすっきり綺麗に刈り去られ、姿を消していた。でも彼らは強いから、また根をしっかり這って、生えてくることだろう。