聖霊降臨祭 2023 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

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聖霊降臨祭を迎えた。
 

復活祭前の四旬節は40日間。そしてその後の復活節は50日間。
それは、主の「復活」の意味を深め、聖霊降臨を味わうために必要な時間でもあるという。新約聖書の使徒言行録(2:1-4)によると、

 

「五旬祭の日が来て、かれらがみな一緒に集まっていると、突然、天から激しい風が吹いてくるような音が聞こえ、彼らが座っていた家にみち、火のような舌が現れ、分かれて、おのおのの上にとどまった。すると、彼らはみな、聖霊に満たされ、霊がいわせるままに、いろいろの国の言葉で話し始めた」とある。

 

これが、聖霊の派遣(聖霊降臨)と呼ばれ、教会活動の始まりとなり、特別に祝う。またこの出来事はキリストの復活から50日目で日曜日にあたることから、この日をペンテコステ(ギリシャ語で50の意)とも言うが、いろいろな国の言葉で話し始めたことから、イタリアでは"Festa della Gente"、" Festa del Popolo"ともに、「人民の祝日」という意味になる。

 

私の住むミラノ・サンシーロ地区は、ミラノの中でも1,2位を争うほど外国人の多い地区だが、カトリック信者の国籍も様々。

 

 
地元教会では、ミサ前に旗をもって地域を行列をしてから入祭する。毎年民族衣装で参列される方々もいて、今年こそ着物を着て来て!と言われていたが…涙。
 
私の代わりに誰か日本の旗を持ってくれた方がいたようだ。日本語での共同祈願はさすがに、誰かに頼めるわけでもないので、今年はなし。

 

 
その代わり、折り紙での花は奉納する約束をし、家で折り、ミサ終了後、希望者に分けてもらった。
 
ちょうど良い籠がなく、家にあったバケツに入れて渡したが、そのまま入れられるサイズの籠があったようだ。

 

 

 

文化や言語が異なっても、本来人間はお互いを理解できるもの。それはお互いがお互いを理解しようとする、想像力と努力と忍耐が必要であろう。妥協ではなく、楽器と楽器が調和するように、新たなハーモニーとサウンドを生み出す必要がある。それが神の夢であったのではないだろうか。

 

ところで、祭壇に下げられている旗は、この夏行われる"Oratorio Estivo"オラトリオのテーマ"TuXTutti" (Tu per Tutti) 皆のためのあなた、という意味であるが、あなたの隣人は誰か?というメッセージが込められている。

 

子供達や若者が思いやりの心を持ち、それを他者のために実践し、成長していく様子を見るのは、嬉しいものだ。人に、与えたり受け取ったりする相互の配慮が、私たちを他者、つまり他のすべての人々に向けられる原動力となりますように。

 

私自身、ミサにはあずかれなかったが、前日主任司祭が聖体を持って来て下さり、お恵みを頂けた。神に感謝!

 

↓この夏のミラノ大司教区の夏のオラトリオ"oratorio estivo"のテーマソング。