タータ日記 ~ その70 マチェッロ 4 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

今日(2月17日)で三男が生後11か月になった。あと一ヶ月で1歳。

 

とにかく、いつも笑顔で私を見つけると抱っこして欲しくて両手を伸ばし、私の行くとこ行くとこハイハイでついてくる。それでもちらっとママさんが近くを通れば、そちらに目が移りママさんに抱っこして欲しくてわーわーわめく。母親にはかなわない。よく母に言われたが、同じ感覚だ。

 

ところで、今日は、ショペロ(ストライキ)だった。今年に入り、既に何回目であろう?途中で地下鉄が止まってしまわないか?ドキドキしたが、ぎりぎり間に合った。

 

アパートに着くと階下の入り口にダブルのベビーカーが置いてあった。ってことは、まだツインズは家にいるのだ、とわかる。

 

エレベーターが着いた途端、家の中が大騒ぎになっている状況が分かり、唖然。ドアを開けると、ママさんはソファで倒れ、姿は見えなかったが、三男は檻、基、ベビーサークル(笑)の中で大泣している。ツインズたちは洗面所で泣き喚き、「パパさんが保育園へ行くんだぞ!」と怒鳴っている。

 

一度私がツインズを連れ、アパートの入り口にいたら、知らない男性に「いつも大騒ぎしているのは、君らのどっちだ?」と怖い顔をし、冗談とも本気とも言えぬことを言われたことがあるが、階下の方と判明。そりゃあ真下に住んでたら、朝から晩まで大騒ぎしてたまらないだろうなあと思う。苦笑

 

話は基、金曜日、私は空手があるので大きなバッグで行くが、そのバッグだけ玄関口に置き、そのまま待機。(結局空手はその晩ストのため行かず…)ツインズに上着を着せ、靴を履かせてから階下へ降りるのだが、出るまでが大変!

 

やっと保育園まで着いても、今度は案の定抱っこ。可哀そうに、毎回長男は一人で歩かされる羽目に…上記画像が例の階段。たった30段なのだが、かなりきつい。あと8段は自分で上りなさい!と言って次男を下ろしたら、なんと教室で履く滑り止め用の靴下を階下へ投げてくれた!さすがに、自分で取りに行けとはいえず、私が下りて取りに行かざるを得ない。「いい加減にしてよ!私は病み上がりなんだから…と」一人日本語でぶつぶつ…。

 

日本でいう2階、こちらで言う1階に到着すると今度は長い廊下があり、その脇に、給食室から図書室があり、突き当り右側に子供たちのロッカーがある。左側は、各教室と幼児用のトイレ。次男は再び抱っこをせがんできたが、「さあ、競争しよう!」と言って私が走り出し、有無を言わさずツインズたちも走らせる。

 

無事教室に彼らを届け、シッター先に戻る。ママさんは体調不調でゾンビのような顔をしながら仕事をしていたが、、次男は泣き疲れてうつ伏せで膝をついたまま寝てしまっていた。(しかし、サークルで寝られてしまうと眠りが浅いのだよ!)

 

ところで、昨年目の検査で視力に問題があり、眼鏡を作った次男。この1年で何度眼鏡を壊しただろうか?力づくてつる部分広げてしまったり、ポキンと折ってしまったり…。今回はフレームの部分が割れ、細かく裂けた?ような状態。本来、激しい動きにも対応できるような弾力性に優れている材質なのに、なぜそういうことが起こるか?不思議でたまらない。

 

いずれにしても、ツインズのいない日中は静かだ。しかし、私が休んで2日間は、時が止まってしまっていたのか?家の中がめっちゃくちゃ。洗濯はとりあえず洗濯機がするが、乾いたもの、まだ生乾きのものが山。片付けている間に三男に起きられてしまい、果物を食べさせながら、お昼のパッパ(離乳食)を準備。とにかく日中やることが多くすぐにお昼になってしまう。

 

午後、再び三男を寝かせ、寝ている間にアイロンがけ。(仕事でも家でもアイロンばかりかけている!)

 

そんなこんなでツインズは帰宅してきてしまい、パパさんも少し離れたところに置いている車を持って来て、荷物を運び始めた。毎週金曜日は大抵18時前後にクレモナに出発し、嵐のように彼らを送り出し一週間の仕事が終了するのだが、今回は最後の時点でおやつのクッキーは床にぶちまけ床は粉だらけ。たたみ切れなかった洗濯物は相変わらず山のまま…

 

あ~、彼らは日曜日の夜には戻ってくるが、きっと私が行く月曜日までこのままなのだろう…

 

ケ・マチェッロ!