保育園・幼稚園の初年度には病気をもらってくるのは仕方ないことだと思うが、我が家の子たちはシッター先の子たちのように何かと持ち帰って来ていただろうか?と思いだそうとするが記憶にない。
今年に入り、ツインズたちはとにかく鼻を垂らし順番に熱を出している。今月はピドッキ(頭虱)、猩紅熱、手足口病...これでもか!これでもか!と次から次へと連絡が保育園から入り、次は誰だ?とおどおどしてしまう。実は私、今週丸2日発熱し寝込んでいた。
パパさんからはゆっくり養成して!とメッセージをもらったが、ママさんは丁寧な口調だが、何日休む?と自分ではどうしようもない状況なのだろう。その状況が目に浮かんだ。あの状況でうつらない方が強靭だ。
ところで先週ツインズたちは、クラスメートの初のお誕生会に招待され、クレモナに帰られずミラノに居残った。とはいえ、土曜日にはママさんの実家であるベルガモの家に行かれたそうなのだが、ツインズたちはママさん方のノン二(おじいちゃん、おばあちゃん)は非常に厳しい方々なので、彼らの前では基本的に良い子を演じているのが見え見えだ。(爆)
そしてノン二のお宅での昼食中事件は起きた。地上階にあるガラス張りのテラスに家族全員がいたそうだが、そこから出て行ったツインズたちはなんと外から鍵を閉めてしまい、大人が皆テラスに閉じ込められてしまったのだというではないか!
初めは、消防車を呼ぼうか?とも思ったそうだが、最終的にはテラスのガラスを割るのは同じこと、であれば自分たちで割ろうと決め、内側からママさん方のノンノがガラスを割って脱出できたのだそうだ。
ツインズたちは、ガラスが割れた音やら、その破損状況を見て大泣きしたというが、きっとどうすればガラスを割れるか?しっかり学んでしまったかもしれない。あちゃ~っ。大変なこっちゃ!
また、とにかく毎日彼らが起きている14,5時間の間、その半分は保育園に行っているのに、なぜこんなに家が汚れるのだ?というくらい食べかすやら使ったおもちゃはあちこちに放っておかれたり、隠されていたりしている。水はこぼす、というよりもコップを逆さにひっくり返す、食べたものは床へ投げる、落とす、だから「窓開けたら鳩が来るよ!」と脅すのだが、へーっちゃら。
先日、なぜゴミ箱に粉状のものが大量に捨ててあるのだろう…と不思議に思っていたら、三男の離乳食用の麦やらセモリア粉を床にぶちまけられたのだという。私も実際、彼らがそーっと箱から袋を取り出し、へっぴり腰状態で行くぞ!行くぞ!というような姿勢でいたのを発見し、これは???と思い、振りまく直前でそれをストップさせた。しかし、パスタはばらまかれ、足で踏みつぶされ粉々にされた。
どこまで悪知恵が発達しているのだろうか?と不思議に思いつつも、自分の子供でないから無責任だが、今時ここまでやんちゃな子供もいるかあ?と思うと笑いが止まらない。将来は相当の大物になるか、逆に普通の人になってしまうのか?爆
最近は保育園の送り迎えも私が多いのだが、とにかく園の敷地から教室までの移動は次男は歩かず私に抱っこを求める。しかし日本の2階半くらいに当たる高さの階段を上り、そこから長い廊下が続く。でもそれじゃあ長男がかわいそうでしょ?いつだって我慢させて!と怒るのだが(本当は実は腰が千切れそうになる!)、この次男、保育園の敷地に入り、女の子がいると、いきなり「歩く…」と言って追いかけていき、相手が振り向くまで「チャオ!」と声をかけまくる。すると逆に長男が私に駆け寄ってきて「In braccio... (抱っこ)」となるか、時に彼が女の子を追いかけて行っても、声はかけられず、じーっとそばでかたまっているのだ。この性格の差がまた笑える…
また今日初めて長男は私を「Tata」と呼んだ。きっと先生にそう言われるからだろう。いつも保育園の長い廊下で逃げる二人を追いかけ捕まえているので、"super-tata"スーペル・タータと呼ぶ先生もいるのだが、すると次男は「違う!彼女はタータじゃない!T子だ!」と言っており笑えた。
毎日やることなすことめちゃくちゃで、こちらの体力もエネルギーも吸われてしまっている状態だが、笑って充電。
そして来月1歳になる三男が、子供用の椅子を押しながら、歩行器のように家中をうろうろ歩くようになった。この先恐ろしい…