一週間ぶりに空手の稽古に復帰。
昨年の秋から新体制で始まった琉球少林流空手道月心会イタリア本部。一応本部長代理、各支部(三支部)に支部長・副支部長がおり、大人の黒帯で運営し、もちろん日本に帰国された師範とも連絡を取りながら進めているのだが、自分自身(多分周りも)試行錯誤の日々だ。
毎回、思うのは、大切なのは「基本」の「基本」。それが出来ないと、どんなに新しい型を習いたがろうと、何をやっても中途半端。なんちゃって空手にしかならない。間違っていること、ちょっとした癖、そういったものはどうしたら、直るのだろう?人それぞれアプローチの仕方は違うのだが、どうしたら気づいてもらえるのだろう?と頭をひねる。(自分のことを棚に上げつつ…か💦)
もちろん、何度も繰り返し練習することによって体が無意識に反応するようになるのがベストだが、はじめから違っていては本末転倒。
でもふと思う。その「基本」はどんなに昇級、昇段しても常に立ち返り、修練し続けなければいけないのだと。人に指導することで、それが鏡になって自分も映し出される。
黒帯はゴールではなく、出発地点だとつくづく思う。私たちの道の中では目標が沢山出てくる。それぞれのレベルに目標があり、その目標に向けて努力をし達成する。そして再び新たな目標を設定する…。空手のみならず人生も一緒。
結局稽古する目的は、「型」や支部運営を通じ、人間性を磨くことなんじゃないかと思う。結局向き合うのは自分自身。
道場、そして「道」なるものは、人間をつくる道そのもの。妙に一人で納得してしまった。
新しい門下生も増えたことだし、もう一度全員で見直したいビデオ。


