
ミラノ及びミラノ近郊には刑事施設が意外に多く、7つある。刑務所,少年刑務所及び拘置所をいうが、少年刑務所が以前住んでいた地域にあったことを初めて知った。
この少年刑務所、ベッカリア少年刑務所から12月25日の夕方受刑者7人が脱獄。信じがたいことだが、フェンスを突き破り(しかも壊れた木製であったという!)、境界の壁を乗り越え脱走。一人だけシーツを利用し、降りたのだそうだ。(17-19歳7人、5人がイタリア人、1人がエクアドル人、1人がモロッコ人)
逃亡の知らせを聞いた若い収容者たちは、抗議し刑務所内の家財道具に火を放ったという。
既に2人が捕まり、バーリの少年院に移送。3人目は妹に説得され自首。成人年齢に達していたため成人が入る刑務所サンヴィットーレに移送されたのだそうだ。
そして、本日27日4人目は17歳の少年が捕まり、残り3名が逃走中。
ところで、イタリアでは2021 年には、18 歳未満の未成年者 30,400 人が逮捕、起訴、または拘留されたという。 2022 年の上半期で、その数はほぼ 18,000 に達し(実際は17,716 )下半期も16%以上の増加といわれている。
パンデミック時はロックダウンも加わり減少の後、犯罪数は同様に予想通り再び増加している。しかし、最大の増加は正確には 18 歳未満の若者の犯罪であり、ロックダウンの影響と コロナに関連する社会変革が原因かかはまだ十分に調査されていない。
主に 18 歳未満が犯した犯罪として、ひったくり、窃盗、傷害、また麻薬取引までに及ぶ。特に、原付を盗んだとして逮捕された 380 人のうち、4 人に 1 人が未成年者だったのだそうだ。
ちなみに彼らは「ベビーギャング」と呼ばれる。
そういえば、パンデミック直後に我が家のオラトリオに出入りしていたイスラム教徒系の小中学生がショッピングセンターで盗みを働き、逮捕された。中学生のみが刑務所ではなく、共同体に入り生活していたが、少し前に家の近所で見かけ戻ってきているのだ、と思った。ただ、目つきが悪くなっており気になった。彼らを指導していたオラトリオの司祭も異動となり、その後関係性があるのかはわからないが、親や学校ではきっと彼らを精神的に支えきれないのではないだろうか?再犯率も気になる。
道を外すのはどの時代にも理由があるはずだろうが、物騒な世の中、何かと考えさせられる。
