クリスマスの孤独 2022 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

主のご降誕おめでとうございます。

 

1-2ヶ月ぶりに自分の教会で降誕前夜祭ミサにあずかった。

 

今年は18時のミサに多くの信者が来ていたようで、0時の深夜ミサはお御堂に空いている席がちらほら見えた。やはやり夜遅いと、お年寄りは子供にはきついのだろう。

 

ミサの当日ソロを歌うシスターは風邪でダウン。代わりのシスターも声が枯れ、声が出ない。ミサの2分前に急遽私が助っ人で歌うことに決まった。

 

が、その翌日(今朝)起きると咽頭炎で嚥下痛に首が腫れているではないか!時間の問題だとは思っていたが、案の定溜まり溜まった疲れが出たのだろう。

 

結局ミサには行かず午後の3時まで寝てしまった。

 

夜になり、いきなり長女と彼がやってきた。彼のご実家で昼から夜まで食事続きだったそうだ。義理兄夫妻の子供のしつけがなってない!子供はやりたい放題なのに、誰も何もいわない!またそこで長女は怒りまくり!(私と一緒だ! つくづくこんな状態で行かなくて正解!と思った。爆)

 

ところで、毎年クリスマスの当日、地元教会では、身寄りのないお年寄りや生活が厳しい人や外国人を昼食会に招待していたが、それもこのパンデミックで開かれずにいたが、今年は60席が設けられたようだ。

 

身寄りのないお年寄り…として、空手仲間のF爺が今月大きな手術をする予定だったが、急遽温存療法となり、化学治療が年明けからはじまるのだが、空手の稽古が休みになり、さぞかし寂しくしているだろうと思い、週に数回電話しているが、今日電話すると、やはり同じ空手仲間のお宅に呼ばれてきたと話していた。ちょっと安心。

 

私の場合、普段走り続け年末になると息が切れそうになり、どうしても一人になりたくなる。ただただ自分の好きなものを食べ、好きなドラマを見続け、編み物をする…至福の時だ。

 

しかし、お年寄りにとっては、一人でいることは寂しく、特に病の時は、悲しく、怖くもあることだろう。

 

F爺とは、たわいもないことを話した。けれど、夕方お腹が痛いと言っていた。明日の様子をきいてみて、昼食かお茶にでも誘ってみよう。