最近よく考えること。「人の振り見て我が振り直せ」だ。
公共の場や、政治家の言動、自分の身の回りで見聞きする全ての事...。
「人の振り見て我が振り直せと」とは、他人の行動を見て、良いところは見習い、悪いところは自分の振る舞いを反省し、直すべきところは改めよ、という教えだ。
しかし、最近は、「他人の動作や態度で好ましくないと感じ、相手をとがめる前に、自分は他人に対して同じような行動をしていないか?」とふと思うようなった。
特に、ここ一年半仕事をしているシッター先。ツインズが成長し、またもう1人生まれ、自我が生まれてくると、ただただ可愛い、可愛いだけでは子供は育たない。しかもかなりのやんちゃな子供たち。放っておくとやりたい放題。家も物もめっちゃくちゃだ。
子育ては本当に忍耐がいる。それがダブルで、そして間を開けずもう1人生まれたらきついのは当然だ。ただ二度と戻らない、大切な子供達の成長期に、親自身のコントロール、内声を、しっかり見つめるべきだと感じつつ、私はどうだっただろう?とよく思い出す。
長女の時は2人でカプセル状態。長男が産まれてもそうだった。ローマ市内とは言え、夕日が家の前で沈む様に見える田舎で、羊の群れが通りすぎていく光景に涙した。
結婚は好きだ、惚れたでできるもんじゃない。ましてや子育てはお互いのバックグラウンド、生育史がかなり浮き彫りにされるなあと思ったが、現在そういった状況をまさに近くで第三者の目で見ている。
家庭は、夫婦が基礎。家庭も子育てもその2人が育み育てるものであって、今の私はそのお手伝い。
しかし、人の振り見て....反省ばかり。子供にも厳しく当たったな....と思い出す。
私たち人間は、他人の忠告を素直に聞き入れることは難しく、自分の性格や悪い癖を改めるのが苦手だ。
他人のことを自分の鏡として、他人をとがめる前にに自分を省みる日々....。
これも私に与えられた機会なのかもしれない。

