長男の帰宅 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

数日前に長男が帰宅した。

 

日本に滞在し、1年9カ月、今年は夏に休暇が取れず遅めの夏休みだそうだ。

 

どこで働いていても、嫌な人や理不尽なことはあるだろうが、外国生まれの日本人にとって、(外国人にとっても)日本の見えない、本音と建て前の違いやら、物事をはっきりいわない社会は非常につらいものがあるのではないか?と思う。

 

詳細はかけないが、悩む事も多かったようだ。本人は何も言わないからこちらも聞かないけれど、現在彼と同居中の私の母が見守りつつ、結構心配しているようだった。子を見る以上に孫をあずかる責任感もあったのだろうか?子供にとってそれが成長の時だとしても、見守ることの歯痒さよ。

 

でも、それで神経やられて体調に現れるようであったら、やはりそれはまずい。日本の国民性は特有かもしれないと海外に出て改めて思う。

 

ところで、私は食材やら雑貨類の買い物リストを書いていても、そのまま家に忘れて行ってしまうことがよくある。それを見た長男が、買っておけばいいの?といってメッセージをくれた。長女や次男は決してそういうことはしない。ゴミも玄関に置いておくと、誰も捨てずに夜まで置いておかれることが多々あるが、長男は捨ててくれるし、私が朝家を出るまでに洗濯機が終わらないまま出かけてしまうと、帰宅して干してあり感動した。昼食も作らず出かけてしまっても、長男が次男の分も作って食べさせているようだ。家を出ると変わるものだね~。

 

とはいえ、母に、「孫のいない生活はどう?」と聞くと、「何もすることがなくなり、動かなくなったから調子悪いわ」とのことだった。笑 

 

まあ、長男にはいろいろなものを「見る目」を養ってほしいもの。

 

そして、親に大切なのは、やはり「見守る目と心」。口は出さない。(子供が成人していたら、出来たらお金も…爆)

 

親と子の練習。

 

これまた忍耐だ…