
コルプス・ドミ二は、「キリストの聖体」、「パンとぶどう酒の形態のもとに復活して今も生きるイエス・キリストの現存」を称え、「聖体拝領において信者の霊的食物として与えられるキリストの御体と御血」を賛美する日。本来、三位一体の主日(聖霊降臨後第1の主日、今年は6月12日日曜日)直後の木曜日(今年は6月16日木曜日)に記念されるが多くの国では、同週の日曜日(今年は6月19日日曜日)に行う。
…というわけで、今週の木曜日、サンシーロ小教区として、ミラノ大司教区をお招きしてのミサ及びコルプス・ドミニの一連の儀式を締めくくる、聖体降福式が行われる。
6つあるパロッキア(小教区教会)より3つのパロッキアの聖歌隊が歌うことになり、先週より合同練習が始まった。その数日前に、我が聖歌隊のみで譜読みをしたが、ラテン語も多いし、何せ楽譜が読めないメンバーがほとんどで、新しい曲を前にして、愕然としている人が多かった。その後音源が送られてきて、毎日耳を慣らした。笑
現在我が聖歌隊の指導者であるフィリピン人のシスターは15日より4年ぶりの帰国ということで不参加。すべて、3つの聖歌隊を指導する方に委ねた。一度数年前何かのイベントでジョイントで歌ったことがあるが、非常に指導がうまかった。やはりすべて指導者次第であろう。
そして、きちっとした練習をしている聖歌隊との練習は楽しい。
最近ふと気づいたのだが、聖歌隊に参加して今年で10年になる。平均年齢70歳半ばか後半だろうか?楽譜が読めるかどうかはべつとして、地声でがなる人も多く、ミサ後クレームがついたことがあるが、逆にクレームを出した人を皆文句言っていたが、言われても仕方ないよな…と思う。素人の私が言うのもなんだが、皆、他人の声を聴かず、自己主張。苦笑 高音になると、首をそらし真っ赤になって頭のてっぺんから声を出すような人がいると思えば、ソプラノなのにオクターブ下げて地声で歌うものあり!そして必ずテンポは延び延びになり、かと思えばワンテンポ休符の部分も、かならずフライングするもの数名あり…となんでもありなのだ。苦笑
今回、ざっと歌った時点で指導者は、パート内でメンバーを左右前後に移動させた。地声でがなる人や音が取れない人は後ろの列にされ、音がずれない人は前へ移動…
100ある力も80くらいでとどめる。特に大勢で歌う場合は、声を荒げる必要はない。特にソプラノ。そして、新しい曲、新しいパートを学ぶとき、そういう人は謙虚に歌うが、主旋律を知っているソプラノはどうしても、指揮者を見ずに、自己流で歌う。まずは周りの声の聞こう。全体の声の聞こう。まさに目からうろこだ。
私はラテン語以外はほとんど暗譜したので、指揮者を見れるようになったが、ほとんどの人が楽譜に専念。そのたびに指揮者がストップをかける。我が聖歌隊には指揮者がいないからオルガン奏者を見るしかないのだが、誰も見ない。それじゃあ好き放題になるのも当たり前だろう。
先週の練習は夜9時から始まったが、11時に終わらず。今晩は30分が早まったが、ちゃんと10時半に終了した。
木曜日当日が楽しみだ。


