冷静と諦観のあいだ 〜 その6 解放 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

今朝、薬局で鼻スワブの抗原検査をし、陰性になったので、晴れて自宅隔離から解放された。

 

そのままメルカートへ〜。

 

喉の痛みや口内炎の味方である、プロポリスとユーカリ,ミント,松の実,タイム,エキナセア,ローザ•カニナ,プロプリスが配合された蜂蜜・ドルチェ・レスピーロを購入。またあまりにも石鹸で手を洗いすぎて指先がガサガサになり痛いので、蜜蝋クリームを購入した。プロポリスを喉の奥まで吹きかけられるノズルをもらった。毎年欠かせない冬の味方だが、この冬はかなり消費した。

 
ちなみに蜂蜜屋のおじさん(といっても私よりずっと若いけど!)の話しによると、今年のはちみつは雨が少ないので、出来が今ひとつなのだそうだ。収穫までのあと一ヶ月ちょっとの間に多少雨は降るのだろうか?
 
 
気分が大きくなって、魚に日本食材も購入。花も買おうとしたが、自転車に乗らず諦めた。
 
それにしても、陰性にはなったのものの、ここ数日、窓を開けていたためか目が痒く、そしてマスクをしていながらも、外出したら、いきなり喉の違和感...やはりアレルギーなのだろう。オミクロンとこの時期のアレルギーは非常に紛らわしい。薬局の前でも鼻炎か?鼻がぐちょぐちょになり、苦しそうな若いママさんに遭遇。決してじっと見ていた訳ではないが、「風邪ですからね?問題ないですよ...!!」といって通り過ぎていった。
 
話は前後するが、検査中、最近本当に感染者が増えているのよ、と薬剤師さんはいっていた。提出する署名欄に無意識で日付と名前をサインすると、「あらっ1年後の日付になってるわよ!」と言われ、思わず2023年と書いていたことに気がついた。「来年はcovidって何?っていってられるようになりたいわね...」といっていた。
 
その後、陰性証明をもらいに、キャッシャーへ行くと、他の薬剤師さんに「日本の桜っていつ見られるの?」と、聞かれたので、「来週あたりから始まります」と答えると、「えっ...」と絶句。飛行時間はどれくらい?というので、今は直行便がないので、結構かかりますよ〜とは言ったのだが、今現在観光客は入国できないという肝心なことを伝えるのを忘れてしまった。今年は無理ね。
 
それにしても、この一週間、何かと人の話しをゆっくり聴いたり、メッセージを書いたり、読んだりすることが多かった。次男から見ればただただつまらぬ暇人にしか見えなかっただろうが、これは大きな贈り物であったと思う。隔離が決定した時は、何か諦めのような気分であったが、家にいても人の役に立つことはある。このような時間は思いがけない恵みでもある。
 
シッター先のパパさんに電話を入れると、まわりでツインズたちが大騒ぎしていた。
 
また隔離明け、早速聖歌隊の練習が入った。復活祭はもうすぐ。