冷静と諦観のあいだ 〜 その5手続き諸々 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

 

隔離7日目。

 

今日で隔離終了。はっやいな〜。しかし1週間前に役所で身分証明書の手続きをしていたと思うとそれはずっと前だったようにさえ思える。新しい電子カードは6−7日で届くと言われ、家には誰もいないから困ったな...と思っていたが、心配事もよそに受領できた。また、その日(隔離生活が始まる前日)、仕事の帰りに髪の毛も切っていたんだわ。なんて準備万端でおこもり生活に入っていたのだろうか。苦笑

 

それにしても、私は陽性判明時、あることを忘れ、ずっと日にちがすぎ、あと数日で隔離明けテストという時、やっと自分のアホさ加減に気づいた!

 

どこの薬局で検査しようか..と思っていろいろサイトを検索し、以前次男がpcr検査をした薬局に電話をすると、もう検査はしていないと断られた。薬局で検査する際は、何か指示書が必要だというではないか。なにそれ?本来陽性が判明したのは、検査キットでの検査。すぐにホームドクターに連絡してしまったが、本来は薬局で検査をし、陽性の登録をすべきだった。もしや私は陽性患者としてどこにも登録されてないのでは...と気づいたのだ。

 

ちょっと待った〜!

 

ホームドクターに電話し、まずは受付と話したが、スピーカー状態だったのだろうか?すぐにドクターが出てきて、「薬局に行きなさいって言いましたよね?」と言われたが、全部メモを取っていたのだが、何日めで隔離が終了し、翌日検査。仕事の病欠手続きは...とそちらの方ばかり頭が行っていたのかもしれない。「あなたの陽性は無効よ!」と言われ、ガーン。

 

「どうすればいいでしょうか?」と聞くと、ちょっと待ってね、考えるから。また電話するわ、といわれ一度電話を切られた。数分後ドクターから直接電話がかかってきて「私がなんとかしてあげたから。明日ロンバルディア州の保健所(AST)からメッセージが行くからそれに従ってね。隔離明けの検査は私が予約しておいたので、8:20にどこそこの病院へ行ってちょうだい。」といって予約をいれた画面のスクリーンショットがwhatsAppに送られてきた。えっちょっと遠いんですけど...しかもバスとかタクシーに乗っていいの?

 

空手仲間のタクシーの運転手の友人に電話をして、この場合タクシーに乗っても大丈夫?と聞くと、自分が陽性であったことさえ言わなければ問題ない、という。えっなんか罪悪感?ちょっと不安になった。

 

そんな時、また別の空手仲間のチャット友達からチャットが入り、私バカなことしちゃったんだよね...と言うと、自分がドクターと話をしてあげようか?という。いや〜、そこまでしてくれなくても大丈夫よ。なんとかするから、というと、絶対薬局で検査しても大丈夫。問題ない。といってすぐに我が家の地域の薬局をいくつか調べてインフォメーションを送ってきた。

 

その間、そういえば近所の友人が家族で陽性になったって言ってたな...と思い出し、連絡をすると近所の薬局で検査ができること。その前にATSにどうやって登録するか?その後の手続き云々親切丁寧に教えてくれた。あ〜持つべきものは友だわ!

 

すると、前記の空手仲間が予約とったよ〜!と勝手にやってくれていた。「絶対大丈夫だから。そっちの方がいい。」と全て解決してくれちゃった。

 

翌日からATSのメッセージが入り、無事17日からの陽性(になっていた)という証明ができ、症状を聞かれ、その翌日は隔離明けまでなにをどうすべきか、指示書が送られてきて、また隔離明け証明の検査に必要な指示書も入手。これで無料で検査ができる運びとなった。

 

いやー、一時は焦ったが、全てイタリアあるある話。ドクターがちょちょちょと手を加えてくださり、また友人たちにも支えられ、本来過ごすべき隔離の処置手続きが済んだ。

 

念のため検査キットで検査したら陰性だった。よし!明日もこのまま陰性であることを願う!

 

無事検査が終了したら、そのままメルカートへ買い出しに行こうっと。