うららかな春〜と思っていると、いきなり寒くなる。まさに、三寒四温。徐々にこうやって春になっていく。
しかし、温かい時は、なんと開放感と心の安らぎを覚えるものだろうか。
春に趣を感じられるのは、日本人ならでは、ではないだろうか。しかし、『春眠暁をおぼえず』。毎朝起きるのが辛い。週末ゆっくり布団でぬくぬく...至福の時だ。
ところで、今日の色は「曙色」だった。こんな優しく淡い紅赤色をしていたのね〜。微妙に黄色を帯びている。夜明け前、山の端から昇ってきた太陽が染める東の空のグラデーションを思わせるような色合いが感動的。
『枕草子』の「春はあけぼの」はまさにこういった情景を言っていたのだろう。
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこし明りて。紫だちたる雲のほそくたなびきたる。
春はあけぼの。そして、梅に鶯、桜...美しい季節だ。さすがに、イタリアで鶯は見かけないが、梅や桜を目にすることができる。レンギョウ、モクレンも咲き始めた。
いい季節!


