平和への祈り 〜 その3 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

La copertina di Mimmo Paladino per il Corriere della Sera

 

 

今朝ロシアがウクライナの原発攻撃を始めたというニュースが入った。

 

狂ってる! 誰か、プーチンをとめて!


イタリアの学校では、反戦に関する授業が行われているようだ。未来を担う子供達は、なぜ戦争が起きるのか?どうしたら戦争をせずに済むのか?考えることが必要だ。決して、他人事ではないし、しかも過去の話ではなく、現在起きていること、現実の人の悲しみを想像し、寄り添うことが大切だ。

 

ところで、昨日(3/3)イタリアの新聞である、”Corriere della Sera"は、イタリアを代表する芸術家であるミンモ・パラディーノ氏によって表紙がデザインされウクライナに捧げられた。

 

"Abbiamo dimostrato che siamo come voi. Mostrateci che siete al nostro fianco, che non ci abbandonate."

我々はあなた方と同じという事を示した。 あなた方が我々を見捨てずに,寄り添っていることを示してください。

 

ウクライナのゼレンスキー大統領は、爆撃と荒廃と言う惨劇の中、紛争の解決の目処がつかず、国民を孤立させないよう欧州議会に強く求めた時の言葉だ。

 

また、ウクライナから約100万人以上の避難民が近隣諸国に流出しているというが、ウクライナに残っている避難民への食料と基本的な必需品などの援助物資を積んだ6台のトラックが、ベルガモ郊外にあるItaltrans本社から出発した。3台はスーパーマーケット・エッセルンガから寄贈されたトラック。ウクライナ人とルーマニア人のドライバーによって、ウクライナとルーマニア国境あたりに運ばれた。

 

 

 

そして、今朝8:45。ウクライナ及びヨーロッパの150のラジオ局が一斉にJohn Lennon の”Give Peace a Chance”を放送で流した。

 

All we are saying is give peace a chance
All we are saying is give peace a chance

 

 

 
 
こちらは夜のミラノの街中で見かけた「戦争反対」の電子掲示板。

 

1秒でも早く、武器を捨て、交渉による終結を望みたい。

 

「真の平和は非武装の平和以外あり得ない。そして、兵器を製造しながら、どうして平和について話せるのか」...パパ様の言葉が胸に響く。