春はあけぼの | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこし明りて。紫だちたる雲のほそくたなびきたる。

 

高校生の頃、『枕の草子』の冒頭部分を暗唱したものだ。

 

辞書によると、春は時間帯によって季語が違うそうだ。

 

春暁(しゅんぎょう)」夜中が過ぎてまだ暗いうち、夜が明けようとする頃。 
 

春曙(しゅんしょ)」春暁後、夜がほのぼのと明けはじめ、次第に物が見分けられるようになる朝への移ろい。

春昼(しゅんちゅう)」春の昼のこと。ちなみに「昼」を季語にしているのは春だけ。

春夕(しゅんせき)」なかなか暮れきらない、のんびりとした夕暮れ。

 

春宵(しゅんしょう)」夕暮れより少し時間が進み、夜になって間もない頃。 

 
春は冬の寒さから解放感と心の安らぎを感じることができる。春に趣を感じられるのは、日本人ならではないだろうか。とはいえ、『春眠暁をおぼえず』。起きるのが辛い...