東北を忘れない 〜 チクチクプロジェクト その5 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

3.11のあの日から考え続けた。私たちは一体なにができるのだろうか。

 

「チクチクプロジェクト」とは、震災直後から被災地へ楽器の寄付と演奏指導の支援をしておられたしおみさんご夫妻がもともと、被災地でヘドロで汚れた着物地を再利用し、演奏者や役者などの衣装として仕立て直すことから始まったという。ちなみにしおみさんは音楽プロデューサーで、ご主人はクラリネット奏者の橋爪恵一さん。そして、上記残った着物の端切れを材料に、50×50㌢の正方形の布を作るプロジェクトが始まったのだそうだ。

 

そんなしおみさんと4年前ひょんなことからミラノでお会いした。

 

ワークショップはいきなりの企画だったので、人は集められなかったが、それでも布地を頂き、ちょうど夏休み前だったので、休暇中にやってくれそうな人に手渡しして作ってもらい、それをまた帰国する方に託し...と人と人がつながっていった。

 

震災から11年を経て、国内外で作られた2000枚のパッチワークが石巻市へ寄贈された。多くの方々の心がこのパッチワークに託され、石巻へ帰ったのだ。

 

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2月3日のNHKの首都圏ニュースでこのニュースが流れたそうで、偶然にも友人がみていたそうで、私もちらっと写っていたというではないの?

 

このプロジェクトはまだまだ続くそうだ。残り800枚。応援したい。