「東北を忘れない』チクチクプロジェクト | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

先日、紹介した「チクチクプロジェクト」に参加してきた。

https://ameblo.jp/sofiamilano/entry-12385801885.html

 

被災した着物を通して、震災の記憶と着物のすばらしさを伝え続けていらっしゃる音楽プロデューサーのしおみさんはすでに26カ国を回っておられるという。

 
クラリネット奏者のご主人様と来伊され、精力的にチャリティーコンサート及びワークショップを催され、ミラノに到着。
 
ご縁が重なり、ゴスペルの師匠、そして以前一緒に手作りのものを展示即売していた友人によって、現在私も出展しているお店に偶然コンタクトが取られ、今回のワークショップが行われたのだが、点と点が繋がった!
 
また、宣伝する時間が短かったので、人が集まらないかな?と懸念してしまったが、一応メッセージを転送しておいた友人は顔を出してくれ、お店と目と鼻の先で、偶然同じ聖歌隊のご夫妻に会い、お店まで来てもらいイベントの目的だけは聞いてもらった。また意外なゴスペルのメンバーが来ていたり...と賛同者が少なくともおり、東北を忘れない思いだけは伝えたい、ということは一つになったのではないだろうか。まさに人と人とのつながりは素晴らしい!たとえ少人数も数を重ね、繋がっていけば増えていくもの。
 
ところで作業の方は、正方形の生地に、端切れを使って思い思いに縫い付けたり貼り付けていく...という簡単なもの。どこか一箇所に被災地の着物の生地が入っていれば良いのだと、しおみさん。
 
本来月曜日はお昼前から、オラトリオの手伝いがあるので、仕事が終了してから寄ろうかな?と思っていたが、何時までするかは不明と言われ、急遽、オラトリオの昼食の準備は休み、13時半の折り紙教室から出かける旨、早めに連絡しておいた。
 
いずれにしても時間的余裕がなく、嵐のように駆けつけ、さささと作業をし再び嵐のように去ってしまったので、しおみさんと個人的なお話を十分にすることはできなかったが、東京は立川にスタジオを持っておられる、ということで帰国中是非お伺いしてみたいと思う。
 
 
しおみさんのご主人はすでにご帰国されたようだが、しおみさんとお友達はこれからサンマリーノに移動。そこで今月30日に「日本祭り」というのが行われるそうで、そこで再びワークショップと今回私たちが作ったモチーフも飾られるようだ。
 
上の画像のモチーフは30センチ弱なので4枚合わせて一枚分の大きさになるようだ。当初目標は1000枚だったそうだが、現在はすでに2300枚を超えているという。
 
2020年に石巻にできる文化ホールの緞帳に使われるそうだが、寄付していただいた着物屋さんの着物はまだまだあるとのこと。生地がある限り続けたいとまだまだ意欲的なしおみさん。
 
次回ミラノにいらっしゃる時は、是非我ら師匠と歌のコラボを企画していただきたい。なんならバックコーラスで歌いますし。って何か?!爆