心の余裕 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

子供達の学校はすでに終了し、夏休みに入っているというのに、私自身やたら忙しすぎて、一息ついて座るといきなりうとうとしていることが多い。昨日もゴスペルのレッスンで、瞬間的にどこを歌っているのかわからなくなったり、楽譜をみて声が出せなくなってしまったり、集中力ゼロ。大丈夫?疲れているんだよ、と皆に言われてしまったほど。こんなの珍しい...

 

冗談でカゴの中で走り続けるハムスターのよう!というのだが、私が走っているのか?それともカゴごと回されているのか?苦笑

 

 

なるべく「忙しい」、「疲れた」という言葉は使いたくないと言いつつ、思い切り使っている。

 

以前も書いたことがあるが、「」という漢字は「心」を「亡くす」と書く。しかし「亡くす」「心」だと「」という漢字。最近、やたら忘れ物も多い。あれっ今まで私、何話していたんだっけ?何しようとしていたんだっけ?今日は何がある日?今日は何曜日???最悪である。ちなみに「慌ただしい」は、「心」が「荒れ」ているのだろうか?苦笑 心を亡くし、あっても荒れていては、人を思いやるゆとりを失ってしまう。

 

また、ここのところ、忙しさにくわえ、やたらお亡くなりになる方や、父の件然り、病気や怪我で病院へ運ばれたケースがあまりにも多く、どうも気分がぱっとしない。そういう中でのオラトリオ。疲れないほうがスーパーウーマンだわ!と開き直り。苦笑

 

余裕とは「心」の領域。「心」のあそび。

 

「人には余裕というものが無くては、とても大事はできないよ」by勝海舟

「人を思いやるゆとりを失うほどに、自分を忙しくしてはいけません。」byマザー・テレサ
 

心に余裕がないときほど、無理は禁物。深呼吸をしてゆったりお風呂に入りたいけれど、我が家の場合湯船にたっぷりお湯がためられず土左衛門風呂。そんなのいやだ〜!とにかく寝られる時に寝る!それが一番!

 

毎日丁寧に生きるには、「心の余裕」が不可欠。心の余裕をもって毎日を過ごしたい。