今が旬 〜 金柑 その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

この1-2ヶ月の間、どこかで食べた何かに金柑が入っており感動し、金柑買おう!と思っていたのが、当時は高く、今日やっと手頃な値段で見つけたから買ったのだが、いつ、どこで、何に入っていたのか?誰と食べたのかさえ覚えておらず、頭を捻っている...。最近こんなことばかり?忙しすぎるのか?若年性のアルツが始まっているのだろうか?恐ろしい。

 

ところで、金柑の効能は、「金柑のど飴」、「はちみつ金柑のど飴」と商品名になっている通り、喉に効く。またビタミンCやカルシウムが豊富に含まれており、その中でもビタミンCは100gあたり49mgもある。これはレモンとほぼ同量!


更にビタミンC程ではないが、ビタミンAやビタミンEも含まれている。また、ビタミンCの働きを助ける、ビタミンP(へスぺリジン)と言う成分も含まれている。これは金柑の皮に含まれているのだが、生のまま食するのが一番らしい。ちなみに、ビタミンPは体の中でいちばん細い血管(毛細血管)を強くする効能があるそうだ。

 

ビタミンCは熱するよりも生が一番だそうだが、生で食べると苦味と酸味が強い。なので、甘さを加えた調理法が多いのだろう。糖分過剰摂取にも気をつけないといけない。

 

余談だが、金柑は、「金冠」と掛けられていて黄金のような、まばゆい色と合間って富を象徴していると言う。また、名前の中に運を意味する「ん」が入っているので「金運」を上げてくれる食材として食される。金柑はおせちにも含まれているが、色合いや、甘さが口直しにも合い、意味合いから年始早々、縁起が良いようだ。

 

やっぱり甘露煮にしてしまった!シロップはお湯や炭酸水で割ると美味!