人間観察が趣味である。
...というと悪趣味に思われるだろうか?
ただ単に人間が好き。
人間を知りたいと思うのは今始まったことではないが、シンプルに人を知りたい、興味がある(下心とか計算なしに、というか算数苦手!爆) からだと思うのだが、パッと人や物を見て、相手の好き嫌いや、興味、こだわりなどを考えるのが好きだし、イメージや癖などをキャッチし、言葉に表現するのが面白い。それを的確に出来る人は尊敬してしまう。
思い込みを排除し見える物だけに着目するのだ。
先日、空手の稽古の初めの礼の後、皆正座をしていたのだが、初段審査通過の免状授与に一人の少年が呼ばれ、立ち上がった瞬間、あっと思った。同着の下穿きの紐が解けて長くぶら下がっていたのだ。早速師範は怒鳴った。
「なんだ〜、お前は!ウーパールーパーかっ!!」思わず鼻を鳴らして笑ってしまった。しかも、本人ははあ?と言った感じ。なぜ怒鳴られてるの?ウーパールーパーって何?と言った感じだった。ナマズじゃなかったか...ウーパールーパーと来たか...私は一人受けてしまった。
人のイメージとは、視線、表情、態度、会話内容、ファッション等色々な情報があり、それを総合的に判断する。
そういう意味では、今回の物産展のような大イベントは大いに楽しい。
日本のブースに来る人は、大抵が日本人好き(時に日本人女性好きがいるから注意!)、日本の文化好きが多いから、どういう質問をされるか分からないのでオールマイティに浅く広く、日本の文化を知っている必要はあるが、武道をやっている人は何気にわかるし、特に空手をやっている人とは話が盛り上がった。
また、タトウを入れている人が多く、その共通点を考えたり、声をかけると喜んで見せてくれた。意外にダルマのタトウを入れている人も多かった!(片目のみ)
人が楽しい。もしかしたら、私はじーっと人を見ているのだろうか?イベント中、逆に自分が同僚から見られていることに気がついた。彼は、心理学を勉強している学生で、やはり興味を持って人間観察しているのだろうか?
「なんで手が動いているの?」と聞かれ、はっとした。ゲゲゲ、空手の新しい型が習得できず、家でゆっくりゆっくり繰り返し練習しているのだが、特に腕の動きが複雑で常に考えながらでないと出来ないのに、無意識に手を動かしていたようだった。(実は足も...方向転換の繰り返し!)それでは駅のホームでゴルフのスイングをしているおっさんと変わりないではないか???いやそれ以上か?爆
冗談はさておき、個人的には、観察力は感受性につながり、コミュニケーションも豊かになるのではないかと思う。世の中、コミュニケーションが足りないと、人間関係はうまくいかない。たとえ、声に発しなくても感じられる心が大切だ。
観察力が高まると毎日が楽しくなる。人間だけでなく、日々生活にある物事に意識を傾けると、意外に多くの発見があるかもしれない。
