自転車転倒、その後 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

自転車で転倒し、顔を打って1週間と1日。
 
私の顔を見た人の反応はそれぞれだった。
 
とは言え、ホームドクターが“Grave…terribile…” と言ったということは、やっぱりひどかったのか?
 
アルニカジェルのお陰で頬骨の瘡蓋は日に日に小さくなり1週間後には綺麗に消えたが、逆に目の周り、特に瞼の部分が赤紫になってきて、顔面右端の方が目を囲むように黄緑色になって来ており鏡を見てびっくり‼️そしてたんこぶは小さくなったものの、シッター先の子どもにど突きされた時は、あまりにも痛くて声が出なかった。新陳代謝いいの?悪いの?どっちなの?笑
 
また、膝はかすり傷だと思っていたが、上から見ていたのでわからなかっただけで、よーく見たら両膝、お皿の下が大きく赤紫になっているではないか?やはり仕事中ふとんの上ではあったが、膝まづいた時に、これまた痛みでうずくまった。あー私は怪我してたんだわ、と初めて気づく。苦笑
 
そして今日、胸部と眼窩、頬骨と頭蓋骨のレントゲンを撮って来た。ホームドクターに処方箋には「右頬」とだけ書かれていたが、予約の際、そんなカテゴリーはない!と大騒ぎされ、結局胸から上の広範囲を検査。
 
瞼の際の部分が擦り切れて、そこが少し傷になり皮膚が固まったのか?引っ張られるように片目だけタレ目になり、微妙な違和感が数日あった。
 
ところで、いきなり、昨日あたりから瞼が紫色になり、今日は二重の部分が濃く残っていたが、皮下の毛細血管が損傷されて内出血すると、血液は重力に従って下部へ移動。つまりおでこの部分が目の周りに出てきたようだ。ちなみに、色の変化は、赤、紫→青→緑→茶、黄→消える、と言う。
 
今思えば転び方によっては、骨折もあり得たのだろうか?と思うと恐ろしくなった。
 

また頭部打撲から数週間以内に、頭蓋内にじわっと出血することもあるんだそうな。慢性硬膜下血腫は、頭蓋骨の下に血が溜まり、脳を圧迫する病気。高齢者に多いそうだが、うーん微妙。頭痛とかフラフラしたり、ぼーっとすることはないものの、物忘れは多いな。あっ今始まったことじゃないか?

 

そして、病院には予約の30分前に入るよう言われ、支払いを先に終え、地下のレントゲン科へ行くと、数人待合室に人がいたが、いきなり呼ばれた。こちらは待たされるつもりで編み物を持って行ったが、「えっもうですか?」と言うと、「待ちたければ、待っててもいいよ。でも早く終わってカフェでも飲んだ方がいいんじゃない?」と言われた。

 

付き添われて、レントゲン室へ向う途中「僕の経験上、君の検査はATAC(日本でいうMRI)の方がいいと思うけど、なんでしないの?」と言われ、焦った。私は今日CTを撮るものだとばかり思っていたら、なんとレントゲンだったのだ。とはいえ、ホームドクターがそう処方箋に書いたのだから仕方ない。

 

はじめに、うつぶせの状態で胸の画像を撮った。その後、うつぶせのまま、顔を横にした状態で顔の画像。次に、仰向けになり、腰から肩甲骨にかなり厚みのあるクッションを入れられ、頭を直角に、つまり頭のてっぺんを降ろすような格好をさせられる。膝は伸ばしたままだし、腰が浮き、背中だけブリッジ状態。「血栓ができているかどうかなんてわかりませんよね?」と一応聞いてみたが、「僕は画像を撮っているだけだから、それをホームドクターに見せ、その後の指示を仰いでください。」という。そりゃあそうよね...

 
自費扱いで45ユーロ。それなのに、結局検査結果は11日以降。その後再びホームドクターの再診。どれも仕事が終わって行ける時間帯はなし!もう本当に不便だ。
 
何年住んでもイタリアの病院にはかかりたくないものだ。