Congressino 2021 〜 ミラノ外国宣教会コングレッスィーノ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

昨日ミラノ外国宣教会のコングレッスィーノと呼ばれるミサ兼催し物に参列してきた。

 

 

日本では『ミラノ会』として知られている「ミラノ外国宣教会」。正式名称は「PIME」("Pontificio Istituto Missioni Estere”)の略。直訳すれば、教皇庁立外国宣教会だが、イタリアでは"ピメ”とよばれている。

 

神学校へ行き、正式に宣教会の会員なり司祭となる最終誓約の式と、司祭となり海外へ派遣される宣教師達を送り出す派遣式を兼ねた大きなミサがあり、宣教師達の家族、親戚、地元の人や宣教会の若者のグループが普段は何百人と集まる。

 

日本からの巡礼団に会うことも過去に数回あったし、本来ならば昨年は日本宣教70周年でやはり巡礼団の話もあったが、このパンデミックのせいで全て流れてしまった。

 

1850年にミラノ郊外に創設されたピメは、 現在は18カ国に渡り宣教と慈善活動を行っている。1871年にローマに、1874年にミラノに本部が置かれていたが、一昨年前にローマ本部をミラノに移動させ、建物も徐々に改築され今年もつい最近古かった建物が綺麗になり学生寮となった。

 
以前は在ミラノカトリック日本人会の担当司祭が図書館の担当で毎月図書館に行っては、ミサの打ち合わせやら勉強会が行われ、またセミナーにも通ったものだった。その後図書館も綺麗になり地下に移動となった。
 
 
 
 
 
ところで、先週から天候が崩れると言われていたが、ほぼ毎日同じ天気予報は外れ雨が降ることはなかったが、この日曜日だけは雨100%を譲らず。過去に雨に当たったことも多いが、とりあえず午前中は曇りで雨は降らなかった。それでもこのパンデミック禍プラス悪天候予報続きだったので、人の出は今一つ。前日は外の会場でプレイベントが行われている映像をフェースブックで見ていたが、当日のミサは急遽屋内の会場に変更してしていた。
 
 
今年度はコングレッスィーノ90回を記念。そしてパプアニューギニア宣教170周年であった。
 
 今年度の食堂は宣教会本部の回廊。2年前に改装でガラスが入った。食券をもっていると神学生が食事を持ってきているというシステム。とはいえ、かなり待たされ、自分で食事をもらって移動するお客さんの方が早いのでは?とちょっとシステムの改善が期待された。
 
 本来、自国バングラデッシュで叙階し直接日本へ宣教へ出る予定であったドミニク神父。バングラデッシュに発つことができなくなり、イタリアから日本へ出発することに変更になったが、現在ヴィザ待ち状態。ミサ中に宣教の十字架を受領された。
 
 日本人会スタンド。例年通り折り紙教室開催を予定していたが、あいにくの雨で人がみて回ることはなく、午後雨がやんだ合間、早々に退散してしまった。とはいえ、善良なる方が、ポンと寄付をしてくださり、本来バザーで出すはずだった商品をいくつかお持ち帰りになられた。画像真ん中はこれから日本に帰られるマルコ神父と右側は現在の早朝の右腕でおられる顧問のザビエル神父。
 
あいにくの雨で人出も少なかったが、多くの方にあった。日本人会は小さな集まりではあるが結束力は強い。やはり皆同じぶどうの枝にぶら下がっているからかな?笑