トレ・チーメへリベンジ!
正式にはTre Cime di Laverediと呼ばれる。
6時半起床。7時にホテルの朝食が食べられるかと思いきや、7時半と言われる。理由を説明し、簡単なパンを見繕ってもらい、7時半にホテルを出た。トレ・チーメのオウロンツォ小屋に繋がる有料道路へ入る道なりに並んだのが、7時50分。しかし、列は一向に進まず。
なんと私はそれから2時間もウトウトしてしまったのだが、進んだとはいえ、列の最前列までは30台くらいまだ並んでいる。大体、山小屋は8時半に開くのでは?
けれど、観光バスやバイクはどんどん我々の前を抜かし有料道路へ入っていく。観光バスもソーシャルディスタンスどころかすし詰め状態だ。自転車で入っていく人たちもいれば、歩いていく人たちもいたが、小屋までは約5キロの距離があり、そこまで歩くだけで体力を消耗してしまいそうだ。皆車から出て、あーだ、こーだ、文句を言い合っていた。
実際、2026年の冬季オリンピックに向け、さすがに冬は周遊ハイキングは厳しそうだが、街のプロモーションになるのに、もっとわかりやすい電光掲示板とかつければいいのにね...と思ってしまうが、ここはイタリア。
途中からバイクの制限も入るようになったのか、諦めて帰る人たちも出てきた。11時ちょっと前にやっと有料道路の門が開き、数台続けて入ることができた。つまり、はじめに山へ登り、ハイキングを終え帰って行く人々と入れ替えの時間帯だったのかもしれない。有料道路は30ユーロ。高い!小屋に着くまでの道のり、多くの人たちを追い越して行ったが、一人10ユーロで乗せてあげたら元取れるかもね!と笑った。
やっと到着。
はじめはなだらかな砂利道であった。周りは老若男女、それこそ妊婦から乳児を乗せたベビーカーやらよちよち歩きの幼児、各年代の子供からおじいさん、おばあさんまでが歩いている。イタリアでは小さいころからハイキング、トレッキングに馴染みがあるのだろう。皆トレッキングシューズを履いており、山登りの格好だ。私たちのように普段着のスニーカー姿のものなどほとんど見当たらず。
余談だが、所属する教会の夏のオラトリオでは高校生・大学生のトレッキング合宿があったし、長女も高校生の頃、文学トレッキングと言う課外授業があったのを思い出した。
さて、オウロンツォ小屋から20分くらい歩くと、Tre Cime di Lavaredoの名前通りラヴァレード小屋に到着。夫はそこでリタイア。しかし、目指すはトレ・チーメ。三つの頂き、という意味だ。へにゃちょこ50代と言われたくない!次男と歩き続けた。
天空に聳える峰々、よーく見ると、絶壁の山肌に張り付くクライマーの姿も!
午後はホテルに戻り少し休憩し、次男とプチ郊外を散策。高速を出ると街を囲む道路は右回りで中心地へ入る様になっている。あちこちが工事中であった。やはり2026年の冬季オリンピックに向けて今から準備に取り掛かっているのだろう。
自然に囲まれ解放感たっぷり。どんなに見ていても飽きない光景。美しい自然を満喫する数日に感謝。続く...









