ハラタツ 蚊の大量発生 〜 その5 ぶ〜んで始まり、ぶ〜んで終わる1日 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

今年は本当に蚊が多い。

 

日中、屋外に出れば陽は強く、肌にじりじり来るものの、空気は意外に乾燥しており、風が吹けば問題はない。マスクをしているのが息苦しいだけだ。バスや地下鉄に乗っている時は、外せないので仕方ないが、マスクが顔にくっつき呼吸困難になってしまいそう。

 

そして、朝夕は凌ぎやすく最近では窓を閉めて、タオルケットをかけていないと寒いくらいだ。

 

しっしかし〜、寝落ちる直前や早朝、耳元にぶ〜んとやってくるのだから、腹がたつ!

 

日中も確かに家の中でも、買い物中でも蚊に刺されていることが多い。多少腫れ、かゆみもそれほど続きはしないが、とにかく鬱陶しい。

 

天井を見上げると、あっちに1、2、3匹、こっちも1、2、3匹....ってワルツなのかサンバなのかよくわからないが、まあじっと寝静まるのを待っている様子。

 

蚊取り線香やらベープを焚いていて、確かに効いているようで、床掃除をすると、かなりの数の蚊が死んで落ちている。モップをかけた後、バケツの水を流すと、その中からもごまのような蚊がかなり出てくる...どんだけいるの?

 

それにしても、蚊は1秒間に800-1000回もの羽ばたきをするそうで、その羽音があのぶ〜んという高音になって聞こえるそうだが、あれほど人をイライラさせるものはない。シーツを頭からかぶってしまっても聞こえてくる。いや、もう脳内で勝手にリフレインしているのだろうか?

 

蚊の体にはさまざまなセンサーがあり、あごひげにあるセンサーで人の息に含まれる二酸化炭素を察知したり、体温を感知したりして近づいてくるのだと言う。だから賢いと言えば賢いのかもしれないが、本当にハタタツわー!