昨年、汗について書いた事があるが、汗腺には、2種類ある。体のほぼ全体に分布するという「エクリン腺」と体の中でも特定の部位に存在する「アポクリン腺」。
エクリン腺は、全身に200-500万個あると言われ、汗を出す「能動汗腺」と汗を出さない「不能汗腺」に分けられる。
汗の量は「能動汗腺」の数に依存しており、平均能動汗腺数は気候と関係があり、ロシア人では180万個、日本人で約230万個、フィリピン人で280万個とされているという。つまり暖かい国で育つと能動汗腺の数が多い事がわかる。(つまり汗をよくかくということ)
汗腺数は、生まれながらにあり、増える事はなく、2−3歳までどれほど汗をかくか、その汗腺を開かせる必要があるのだ。
よく公園では、おじいちゃん、おばあちゃんが孫をみているケースでは、「汗をかくから走っちゃダメ‼︎」というセリフをよく耳にする。汗をかいたり、よごれたらお風呂に入れればいいじゃない?と思うのは、私が日本人だからだろうか...。シッター先の子供達も沐浴は、つい最近まで週2回だった。しかし、さすがに汗がお酢臭く、それを言ったら、恥ずかしがって、じゃあ週3でお願いします、と言われた。えっ毎日じゃないの?笑
赤ちゃんは、赤ちゃんは眠くなるサインとして、手足がほてって来る。これは、体の内部の温度を下げようとしているからなのだそうだ。また、眠り始めに汗を多くかく。それも眠るための体の働きなのだそうだ。もちろん、エアコンがいけないとは言わない。家にいても熱中症にかかる可能性はあるので、かけておいたほうが良いが、問題は室温だ。
日本だと赤ちゃんの快適な室内気温は26-28度だと言われているが、シッター先の家庭は、かかりつけのドクターに聞いたら21-22度が理想的だ、といわれたそうだ。えっ。低すぎない? 子供達が寝室で昼寝をする時は、適当にエアコンを止めてしまったり、温度があげたりしている。
ちなみにパパさんはエアコンの効いた部屋で1日中PCに向かって仕事をしているが、背中も胸も汗でビッチョビチョ。実際動いたら、どんだけ汗が流れる人なんだろうか?
ところで、スケートボードにはまっている次男は夏休みに入り、今まで以上に練習に励み、日によっては朝の8時過ぎから出かけていく。午前中はどこどこ、日中は中央駅前、夕方はカーザミラン...と練習場所をはしごしているようなのだが、帰宅すると、着て行った黒いTシャツが常に白く塩を吹いており仰天した!
夫も色物のTシャツやポロシャツを着て出かけると、汗をかき、乾いた後に塩がふいて白く残ってしまうので、目立つわ、恥ずかしいやらで、着替えをもたせていたが、基本そういうのは、悪い汗なのだそうだ。
悪いと言っても体が悪い、というのではなく、普段からあまり運動をせず、エアコンの効いている室内にいることが多い人がかきやすい汗なのだという。なぜならば、汗腺がさぼってしまうからだという。汗腺がうまく機能しないと、本来は血液に戻るはずの塩などのミネラルが皮膚の表面に出てきてしまい(つまり血液に戻す作業が追いつかない)、水分が蒸発した後に塩分が白く残るというわけ。
とはいえ、汗を止めるのは不可能だ。だからといって、若者にインナーを着た方がいいと言っても、嫌がることだろう。そして、水分補給。水だけを飲んでいると、ナトリウム濃度が下がるため、熱中症になる場合もあるという。コーヒー、紅茶はNG。理想は1リットルの水に対し、塩2g、好みによって角砂糖をいくつか...らしい。そこにレモンを絞ってドリンクを作って空手の稽古に持って行ったら、すごく嫌がられたが...苦笑
屋外での着用義務はなくなったイタリアではあるが、安全距離を確保できない場合や屋内に入る場合は着用義務があるし、まだまだマスクは手放せない。ふと、気づくと頭がフラフラ...ということもあり、熱中症の危険性もあるので要注意だ。
水分補給と汗のバランス、改めて考えさせられた。

